最後のトークテーマは、テレビシリーズが完結したいま、それぞれのキャラクターに声をかけるなら? というもの。
板垣はウールに「精神的にも肉体的にも、ウールは苦労が多かったと思います。タイムジャッカーとしては、お疲れさま。これから学園生活を楽しんで!」、紺野はオーラに「ちゃんとスウォルツも倒そうね、ちょっとツメが甘かったね、とか(笑)。でも最後はそんなこととかぜんぶ忘れて、みんなと楽しく高校を卒業してくれたらうれしいかな」と、共に新たな時代を生きていく2人にエールを贈った。
兼崎はスウォルツに「単純に、もうちょっと人に意見を求めようよと(笑)。ちょっと我が強すぎたよなって」とたしなめ、佐久間は飛流に「僕も学園生活送りたかった……」と自身の運命を残念がるコメントを残した。
渡邊はウォズに「推しを変えては衣装を替え(笑)、いろいろたいへんなことがあったけど、最後ソウゴは"笑顔"だったぞと声をかけてあげたい」、大幡はツクヨミに「"未来を変える"という目標を実現できてよかったね。1年間ありがとう」と、共に1年間にわたって演じてきた役柄へのねぎらいの言葉をかけた。
押田はゲイツに「もう少し周りを見て、もうちょっとユルっとしたほうがいろいろなことができるんだよ、と伝えたい……あの人"脳筋"ですからね(笑)」と、ガンコ一徹、生真面目すぎる性格を柔らかくしたほうがよいとアドバイスした。
奥野はソウゴに「1年間、いっしょに戦い抜いてくれてありがとう。君のおかげで、君も僕もたくさんの人に愛されるようになったよ!」と声をかけ、自分自身とソウゴが互いに切磋琢磨しながら大きく成長していったことを喜び、1年間の苦労を分かち合った。
キャスト各人がテレビシリーズの印象的なスチールを独自にチョイスして思い出を語り合う「称えよ! 名場面の誕生を」のコーナーに続く、キャラクターソングのコーナーでは、奥野が「ジオウ 時の王者」押田が「FUTURE GUARDIAN」渡邊が「Black & White」大幡と仮面ライダーGIRSが「月の満ちる時」、板垣、紺野、兼崎が「Revolutionize」を熱唱。最後に仮面ライダーGIRSによる本作の主題歌「Over 'Quartzer'」で、ステージは最高の盛り上がりを見せた。
最後に、登壇キャストより一言ずつメッセージが語られた。佐久間は「僕は途中からの参加でしたが、応援してくださった方々、ありがとうございます! うーん……誰か飛流に本当のこと教えてあげてほしいな、と思います。今日は楽しかったです!」と、強い『ジオウ』愛をうかがわせるコメントを残した。
兼崎は「1年間続いてきた『ジオウ』が終わってしまうのは寂しいです。この作品に出演できてすごくうれしかったですし、すばらしいキャスト、スタッフに出会えたことは、これから役者を続けていく上でも宝になると思います」と力強く挨拶をした後、トークショー恒例となった「意見は求めん!」(兼崎)「求めろよ!」(客席)という"総ツッコミ"的なコール&レスポンスで場を盛り上げた。
紺野は「いろんな人に『ジオウ』を観ていただき、幸せでした! これからも『仮面ライダー』は続いていきますけれど、みなさん『ジオウ』のこともどうか忘れずにいてください!」と、目をうるませながら挨拶し、多くのファンからの声援を浴びた。
板垣は「ふだんはみなさんから愛をいただく一方なので、こういう場でみなさんに少しでも感謝をお伝えできる機会が持ててうれしいです。会場のみなさん、配信で観てくださるみなさん、そして大好きなキャストと出会えた奇跡に感謝しています。『ジオウ』が終わっても、僕たちとみなさんは繋がっていますので、またお会いできる機会には、元気で、笑顔でお会いしましょう!」とにこやかに挨拶した。
渡邊は「素晴らしい作品にめぐりあい、すばらしい役を演じ、すばらしいファンの方に愛されたなと、今ひしひしと感じています。仮面ライダーの現場では、役者として人としていろんなことを学ばせていただきました。いただいた愛を次のステップにつなげられるよう、もっともっと頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました!」と語り、観客席に向かって深々と頭を下げた。
大幡は「ツクヨミを1年間演じられたのは私にとっての誇り。このキャストたちと最後まで走り抜けることができたのは、応援してくださった方たちのおかげです!」と、改めてファンの応援の強さに感謝の気持ちを見せた。
押田は「『ジオウ』はレジェンドライダーのみなさんが次々と登場されるシリーズなので、僕たち(レギュラーキャスト)はレジェンドに勝たなければいけない、というすごいプレッシャーがありました。そんな中、1年間走り抜くことができたのは、ファンレターやSNSで応援してくださり、イベントに足を運んでくださったファンのみなさんのおかげです。今日で『ジオウ』という作品は一区切りを迎えますが、仮面ライダーはまだまだ続いていきますし、僕たちも役者としてがんばっていきますので、これからもよろしくお願いします!」と、寂しさを振り払うかのように元気よく語った。
奥野は「ファンのみんなの前で『ジオウ』の最後を迎えられるというのがすごくうれしいです。たくさんみんなの言葉に支えられたし、僕たちの力になってくれていたので、最後にこうして直接感謝の言葉を伝えられるのは本当にうれしく思っています。僕が『仮面ライダービルド』の犬飼貴丈くんからバトンを受け継いだように、今のバトンは『仮面ライダーゼロワン』の高橋文哉くんに渡っています。『ジオウ』のことは忘れず、同時に『ゼロワン』も応援してください! みなさん『仮面ライダージオウ』を愛してくれてありがとう!」と、感激の涙で頬を濡らしながら『ジオウ』を愛するファンの拍手と声援に応えた。
なお、『仮面ライダージオウ ファイナルステージ&番組キャストトークショー』の模様を収録したDVD&BDが2020年3月25日に発売。「DX ウォズライドウォッチ」が付属する初回限定生産のDX ウォズライドウォッチ版も用意されており、初回盤は2019年11月15日まで東映ビデオオンラインショップなどで予約受付を行っている。
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