「仕事中に狩り」の手応えは?
さて、これでようやく狩りをはじめられる。コントローラーの〇ボタンを押して狩りに出かけよう。
……。
ちっさ。画面ちっさ。
筆者の保有端末は、4年近く使っている「iPhone 6s」である。新しいモデルに比べるとだいぶコンパクト。40インチのディスプレイで見ても「文字小さいな」と思うことがあるPS4のゲーム画面を、50cmくらい離れたところに置いたiPhone 6sで見るのだ。当然小さすぎて見づらい。
装備に付ける「装飾品」の選択画面なんて、1つも読み取れる文字がなかった。端末が小さいことでバレにくい反面、プレイ画面がこうも見づらいとは。不覚である。もう少しサイズの大きい端末であれば、視認性は向上するのかもしれない。
もちろん見づらいのは文字だけではない。フィールド移動中に右下に表示されるアイテムのアイコンなども判別不能だ。
しかし、ショートカットに登録しておいたコマンドは体が操作を覚えていたようで、アイコンが見えなくてもしっかり使えた。ビバ! ショートカット。今回の件から得られた教訓は、仕事でもゲームでも、よく使うコマンドはショートカットに登録するのが大事ということだ。
懸念していた「ラグ」については、許容できる範囲だった。当然「完全にいつも通りのレスポンス」とまではいかず、カメラ移動による視点切り替えなどには若干の違和感があったが、プレイを阻害するほどの大きな要因にはならなそうだ。
さて、ある程度動き回って操作感をつかんだところで、クエストに出かけてみた。マスタークラスのモンスター「ツィツィヤック」の狩猟クエストだ。
……うん。ちっさ。画面の小ささに加えて、ツィツィヤックの小ささと影に溶け込む色が余計に見づらい。
ひとまず拠点に戻ろう。ん、あれ。地図が開かないぞ。……しまった。iPhone接続時はPS4コントローラーのタッチパッドが使えないことを忘れていた。これはなかなかに痛い。
MHWでは、PSボタンの上にあるタッチパッドを押すことで地図が開く。画面左下にも小さな地図はあるが、iPhone 6sの画面だとまるで見えない。それに地図画面から行う「拠点に戻るファストトラベル」機能が使えないではないか。残念ながら、これについては端末画面から操作するほかないだろう。
クエストに出て15分。繊細な立ち回りはできなかったが、ガムシャラに切り刻んだことで、無事ツィツィヤックを捕獲できた。だが、一発の攻撃が致命傷になる高難易度モンスター狩猟は、iPhone 6sのリモートプレイでは難しいかもしれない。採取クエストあたりは余裕でできると思う。
画面の小ささを克服すべくミラーリングでチャレンジ
次に、iPhoneの画面をパソコンに映すミラーリングでリモートプレイしてみた。使ったのはWi-Fiでミラーリングするタイプのアプリだ。
これなら、画面の小ささを解消できるだけでなく、仕事と並行して狩りに行けるはず。いざ、導きの地へ。
だが、残念ながらこれはダメだった。
リモート操作しているものを、さらに無線でミラーリングして表示させているから当然かもしれないが、さすがにラグがひどい。体感で0.5秒ほどだろうか。かなり手元の操作とレスポンスに差があり、若干「画面酔い」を感じる。
そのうえ、なぜか途中で画面が停止。リモートプレイの接続も切れてしまい、コントローラーが反応しているのかさえわからなくなってしまった。
対峙していたモンスター「イャンガルルガ」はその間も攻撃の手を緩めなかったのだろう。再接続したあとに映し出された画面は拠点だった(モンスターにやられると拠点に強制送還される)。
有線によるミラーリングであればラグを軽減できるかもしれないが、今回は必要なデバイスが手元になかったため、また別の機会に検証してみたい。
結論。さりげなくiPhoneを設置してプレイすれば、仕事中にもMHW:IBができるとわかった。リモートプレイのラグはそこまで大きくないので、ストレスなく狩りに行けるだろう。ただし、画面はだいぶ小さいので、遊んでいるとバレるリスクを負って大きめの端末を使うか、感覚的にプレイできるようになるまでショートカットキーの反復練習が必要である。
あと、わかっているかもしれないが、今回は記事作成のために「仕事として」会社で渋々プレイしただけだ。いやもう、本当全然モンハンを仕事中にできてうれしくなんかないけど、せめてそのフリくらいするのが最低限の礼儀ってやつだろう。
楽しいぃぃぃeeeee!!!
※実際に仕事中MHW:IBをリモートプレイすると、上司や会社から怒られる場合がございます。その場合のクレームは一切受け付けませんのでご了承ください。MHW:IBは適度に楽しむ遊びです。