◆F1 2019(グラフ13~18)
Codemasters
http://www.codemasters.com/game/f1-2019/
さてここからは実際のゲームで確認してみたい。まずはF1 2019。設定方法はこちらのF1 2019に準ずるが、
Radeon RX 5700 Default Preset:Ultra High
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU Default Preset:Low
解像度:720P/1.5K/2K
とした。描画プリセットが全く異なるので、グラフは分離して示している。
さてまずはRadeon RX 5700での結果(グラフ13~15)。この範囲で言えば、どのCPUを選んでも2.5Kでのプレイは快適として良いかと思う。一応CPUグレードに応じて多少性能差がある、というか特に1.5Kにおけるフレームレートは大きく3つにわかれており、それぞれ10fps程度の差があるが、2.5Kになるとバラつきが10fps以内に収まっており、大きな差はないとしても良いと思う。
一方内蔵GPUの結果(グラフ16~18)だが、Preset Lowですら2Kは厳しく、1.5Kで何とか...というあたりで、無難なのは720Pのみというのは、さすがにプレイ可能とは言いにくい感じである。
◆Far Cry New Dawn(グラフ19~24)
UbiSoft
https://ubisoft.co.jp/fcnd/
今年2月に発売開始されたFar Cry 5の続編にあたる。うっかり切り替えが遅くなったので、このタイミングでの投入となった(前回ベンチマーク途中で発売されてることに気が付いたのだが、ちょっと遅かった)。
さてベンチマーク方法だが、Far Cry 5にかなり近い。起動後にMain Menu(Photo17)から"OPTIONS"を選び、ここから"GAMEPLAY"→"VIDEO"を選択する(Photo18)。ここで
MONITOR:解像度を選択。HDRは当然無効に(Photo19)
QUALITY:Graphjcs Qualityを選択。それ以外は何もいじらない(Photo20)
ADVANCED SETTINGS:V-SyncをOffにする。それ以外はデフォルトのまま(Photo21)。
を設定後、F5キーを押すとそのままベンチマークが始まる。終わるとこんな具合(Photo22)に結果が表示されるので、あとは解像度を変えながらテストを行うだけだ。
ということで今回は
Radeon RX 5700 Graphics Quality:Ultra
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU Graphics Quality:Low
解像度:720P/1.5K/2K
で実施した。
さてまずRadeon RX 5700の結果(グラフ19~21)であるが、典型的な「CPU性能が足りない」状況になっている。もうCPU性能そのままという感じで、しかもスコアを見るとMulti Thread性能よりもSingle Thread性能がそのまま効いてくる感じである(Ryzen 5 3400GよりもRyzen 3 3200Gの方が性能が上、というあたりからもこれが読み取れる)。一応Ryzen 3 3200G以上だと最小でも60fpsを超えていて十分プレイ可能ではあるのだが、逆にこれはAI処理などでCPU負荷が高まるとそちらがボトルネックになりそうである。辛うじてRyzen 5 3600/3600Xには若干のCPU性能のゆとりがあるという感じではあるが、もう少しCPU性能があったほうが快適そうである。
一方内蔵GPU(グラフ22~24)の方は? というと、720pならなんとかプレイ可能というレベルで、まぁ内蔵GPUでプレイするのはあきらめた方が良さそうだ。
◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.2(グラフ25・26)
SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/
設定方法はこちらに準ずる。描画品質はRadeon RX 5700が高品質で、内蔵GPUは軽量品質で行っている。また解像度は1.5Kの設定がないので、720P/2K/2.5Kで統一している。
さて、まずRadeon RX 5700の場合(グラフ25)。720Pだとさすがにばらけるが、2Kだと10000前後で「とても快適」、2.5Kだと6000~7000の間で「快適」判定であり、特にCPUがどれであっても大きな差はない、という結果になった。まぁこれは妥当なところだろう。強いていうならAPU3製品は、720Pの際のスコアが低めに推移しており、その意味ではあまり余力はなさそうではあるが。
一方内蔵GPU(グラフ26)の方だが、720Pで「普通」、2Kで「重い」になっており、あまり期待できるものではない。Ryzen 5 3400Gで多少の性能の上乗せはあるものの、ベンチマーク判定を覆すほどの性能差はなかった。
◆For Honor(グラフ27~32)
UbiSoft
https://forhonor.ubisoft.com/
設定方法はこちらに準ずる。ただし
Radeon RX 5700 品質プリセット:超高
解像度:1.5K/2K/2.5K
内蔵CPU 品質プリセット:低
解像度:720P/1.5K/2K
としている。
さて結果であるが、まずRadeon RX 5700(グラフ27~29)の場合、1.5Kでは30fps程度のブレはあるが、2Kでは収束しているし、2.5Kでも平均で90fps超ということで、どのCPUでもプレイに支障がない。最小フレームレートも2.5Kで80fps弱だから、十分と言える。
一方内蔵GPU(グラフ30~32)だが、なぜかは不明ながら異様にRyzen 5 3400Gのスコアが悪い。平均/最大/最小でこれは共通で、何かしらドライバの設定にミスでもあったのではないか? という気がする。本来はRyzen 3 3200GとかRyzen 5 2400Gなみの性能になる筈である。そのRyzen 3 3200G/Ryzen 5 2400Gの性能であるが、720pはともかく1.5Kはそろそろ厳しく、2Kはちょっと難しいだろう。快適にプレイ、にはちょっと遠いのが実情と言える。