――アドバイスもらったり、共演して影響を受けた方はいますか?
デヴィ夫人! 『踊る!さんま御殿!!』の収録で、吉田沙保里さんに「霊長類最強の人間」って言わないといけないのに、間違えて「人間界の怪獣」みたいな変な言い方をしちゃって、素で間違えたんです。やばいと思って、終わってから吉田さんに「ごめんなさい。本当は霊長類最強って言いたかったんです」って言っていたら、デヴィ夫人から「いいのよ、素で。素で面白いんだからそのままでいなさい」と言われて、「そっか、このままでいいんだ」って。
――デヴィ夫人の言葉で、素のままでいいんだと確信に。
そう!「あなたはそのままでいいのよ」って言ってくれて、その言葉が残っています。
――芸能界での転機も教えてください。
やっぱり『バチェラー』じゃないですか? でも、最初の転機は、「Campus Summit」(キャンサミ)の『egg』のコンテスト。そこで準グランプリをもらったことがきっかけで、『egg』モデルになって、芸能界に足を踏み入れたので。それから『egg』がなくなって、1、2年プー太郎していたんだけど、『バチェラー・ジャパン』があるって聞いて参加して、アメリカ版に2回参加して、帰って来たらメディアが呼んでくれて番組がたくさん決まっていた感じでした
――テレビにもイベントにも引っ張りだこですが、ブレイクして変化は感じていますか?
最近めちゃめちゃ感じるの。歌舞伎町を歩いているとヤンキー集団が追いかけてくるんですよ。歌舞伎町の交差点から歌舞伎町のゴジラまでずっと追いかけてきて「写真撮って」って言われて、エステの時間に間に合わないから「今急いでいるからごめんなさい」って走るんだけど、走って追いかけてきて目の前を封鎖されて「写真1枚も撮ってくれないの?」って。あと、新大阪で最終の新幹線がやばいから走っているのに、「待って!」って追いかけてきて前を封鎖されたり、最近は世の中の人が有希の目の前をふさいでくる。別にいいんですけど、急いでいるときはやめてほしいなって。有希だって仕事していないときは普通の人だから、通せんぼされると困っちゃう。急いでいないときは写真撮るから、急いでいるときはやめてほしいっていう感じ(笑)
――最後に今後の目標をお聞かせください。
ハリウッドスター! ちょっと日本で女優をやってまたアメリカの地に戻りたい。そして、レッドカーペットなんでもいいから歩きたい。「わお!」って言うくらいでいいから、ちょい役もらってレッドカーペットを歩きたい。でも、とりあえず沖縄国際映画祭のレッドカーペットを歩くのが先ですね。まずはちょっと日本で女優をやりたいです。
木村有希(ゆきぽよ)
1996年10月23日生まれ、神奈川県出身。2012年にファッション誌『egg』にてモデルデビュー。2017年にAmazonプライム・ビデオの婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』に参加、2018年には本家アメリカの『The Bachelor Winter Games』にも参加し、一躍話題に。現在は、バラエティ番組やファッションイベントなどで活躍している。