とにかく楽ちん、e-BIKEは初心者にも安心

今回の体験コースは、終点でコースを折り返して戻る必要があります。つまり、行きは基本的に下り坂でしたが、帰りは上り坂。しかも行きで躊躇した急坂もあります。ここで力を発揮するのがアシスト機能です。

基本的にどんな坂でも座ったまま楽々と上っていけるので、体力のない筆者でもほとんど疲れません。また、街乗り自転車と違うな、と感じたのは走り始めのパワー。とくにわかりやすいのは坂の途中から発進するタイミングです。最初にグッと走りをサポート(アシスト)してくれるので、景色のよい場所で写真を撮影したあと、上り坂の途中から走り出すのも簡単でした。

  • 今回のプレス向け体験ツアーでは、参考までにアシスト機能を持たないマウンテンバイクも用意されていました。この坂、アシスト非搭載バイクだと、サイクル雑誌の専門ライターも地面に足をつく場面が。しかし、XM-D2に乗った初心者の筆者は座ったまま楽々と上りきることに成功。とにかくどんな場面でもすごく楽!

  • 唯一といえるデメリットは車体が重いこと。XM-D2の車体は26.2kgもあります。乗車時は良いのですが、手で引くときにはかなり重く感じます

  • 体験コースで自信がついたら、そのまま本格的なダウンヒルに挑戦することも。こちらは山頂からひたすら降りるだけ!下りの爽快さを楽しむコースです。休憩しながらだと、40分ほどのコースになります

結論、e-BIKEは楽しかった!

今回のe-MTB体験でわかったのは、スポーツサイクルにe-BIKEは大アリということ。とくにダウンヒルのスリルを楽しむ目的なら、上り坂の苦しさを軽減してくれるアシスト機能は本当に便利。筆者みたいな初心者だと、急な上り坂などは経験者と同じスピードで走るのが難しいのですが、アシスト機能が補助してくれれば大きく後れをとることはありませんでした。

e-MTBは、サイクルの楽しい部分を良いとこ取りでき、さらに初心者と経験者の差を埋めてくれると感じました。これからマウンテンバイクを始めたい人、あるいは昔マウンテンバイクを楽しんでいたけれど、久しぶりに再開する人にとって、心強い相棒になるでしょう。