Samsung Electronicsが8月7日(米国時間)に開催した「Galaxy Unpacked 2019」。新たに発表されたのはGalaxy Note10シリーズでした。前モデルのGalaxy Note9から順当なバージョンアップですが、付属スタイラス「Sペン」の性能向上がやや物足りない印象でした。ただ、端末として2つの画面サイズを用意した点は、新たなユーザー獲得につながりそうです。
Galaxy Note10とGalaxy Note10+の違いは?
2つの画面サイズとなったGalaxy Note10シリーズは、6.3インチ画面のGalaxy Note10(以下、Note10)と、6.8インチ画面のGalaxy Note10+(以下、Note10+)の2モデルがあります。Galaxy S10+が6.4インチだったので、画面サイズが小さい順に、Galaxy S10、Note10、S10+、Note10+となります。
6インチを超える大画面とはいえ、細長いボディは比較的持ちやすく、ペンのないGalaxy S10+よりもわずかに小さいため、6.8インチが大きすぎるという人にとって最適です。実際に両者を持ち比べてみると、Note10+が非常に大きいため、想像以上にコンパクトに感じます。
逆に、Sペンを使うにはNote10+ぐらいの大きさのほうが大画面を有効に活用できて便利です。直前に発表された10.5インチタブレットのGalaxy Tab S6もSペンを搭載しており、しかも同じSペンなので互換性があります。普段はコンパクトなNote10シリーズ、大画面はTab S6と、使い分けるのもいいかもしれません。太く大きいGalaxy Tab S6のSペンのほうが、長時間の利用には向いています。
ハードウェア的な仕様では、Note10はメモリ8GB、ストレージ256GBですが、Note10+は12GB・256GB、または512GBとなっています。また、Note10の5G対応モデルは12GBメモリ・256GBストレージのモデルもありますが、これは韓国版のみ。メモリ容量の大小が、Note10とNote10+の違いの1つです。ほか、microSDカードスロットがあるのもNote10+のみです。
カラバリが豊富なのはNote10です。Note10+はAura Glow、Aura Black、Aura White、Aura Blueの4色ですが、Note10はAura Glow、Aura Black、Aura White、Aura Pink、Aura Redの5色になります。ほかにも細かい仕様の違いはありますが、必要な機能と好みで選んでよさそうです。