アンコールからWアンコールへ
「8号車の日、最高の日になりました!これからもユースケと共ににいつまでも走っていきましょう!」と挨拶をしてステージから去ると、会場からはすかさず絶叫に近い大きなアンコールが起こりだす。少しして「8号車との歌」が流れ出し、「アンコールありがとうございます!みんなで歌いましょう!」とTシャツに衣装チェンジをした笑顔のメンバーが再び登場。
曲が終わると、リョウガが「誰が作ったんだよ? 天才だよな…」とポツリと一言。すると他のメンバーたちがTシャツに書かれたユースケの代名詞である「GENKI」の文字を指さし、「こいつだ!」と口々にアピールをしだした。
その後タクヤが「記念日はすごく大切にしてきてるし、心の底からこれからも大切にしていこうと思っている」と静かに口にしだし、「すごく楽しかった。これは、本当に今日来てくれた皆さんのおかげです。ありがとうございます」と、丁寧に深々と客席へお辞儀をして、感謝の気持ちを表した。
それを受けてカイも「8号車の日を迎えられたのも、皆さんのおかげです。6人で迎えたかったと思うのが本音だと思いますが、次の曲は6人分の気持ちを込めて披露したいと思います。8号車の皆さん、そしてユースケとともに長い旅を続けていけるように。これから先の未来一緒に続けていきましょう」と話すと、流れてきたのは「gr8est journey」。観客とメンバーが曲に合わせて手を振り、大きく温かな一体感が会場を満たしていく。
そして「走れ!!!!超特急」へと続き、アンコールをフィニッシュ。カイが「最高でした! 幸せでした! 6人でライブができるように、これからも引き続きよろしくお願いします!」と挨拶。するとその間、タクヤとタカシは2階や3階の席に座っている観客1人1人の顔を確認するように、会場をくまなく、ゆっくりと見渡していた。
深々と全員でお辞儀をしてから、「楽しかったな~」と呟きつつ、名残惜しそうに次々とステージを去るメンバーたち。一番最後に去る事となったタクヤは、帰り際、再び客席へ振り返り、手で大きなハートを描き、満面の笑みを見せてからステージを後にした。
観客も名残惜しいのか、アンコールが再び起こりだす。しばらくすると、様々な表情のユースケの顔がプリントされた黄色いTシャツを着たメンバーがハイテンションでステージに再登場。ダブルアンコールで「超特急です!!!!!!!!」が披露された。
パフォーマンス中、メンバーはTシャツの中に手を入れ、プリントされたユースケの口を動かしたり、服を震わせたりしながら、思い思いにユースケをイジリ倒す。ダブルアンコールを終え、メンバーがステージを後にした後、2019年12月から来年1月にかけて東京・大阪でのアリーナツアーが行われる事が発表され、会場からはさらなる大歓声が沸き起こっていた。
ユースケが不在ながらも、超特急6人と8号車の絆、そして未来に対する確かな強い想いを再確認する事が出来た今回のライブ。今後も超特急は8号車と共に、未来そして夢に対して力強く、まっすぐに走り続けるだろう。