――他のインタビューでは、自分はSNSにあまり向いてないと発言されていたのですが、そこも変わりましたか?
もしこういうお仕事をやっていなかったら、こんなに長い期間、まめにSNSを更新できていないと思います。手放しでSNSを楽しめるタイプではないんです。
――インスタは計画的に投稿しているそうですね。
そうですね。自分が楽しむというよりは、見てくださっている方に楽しんでもらいたいという気持ちが強くて、普段はファッションのこととか上げますが、同じようなスタイリングばかりではなく、組み合わせで工夫してみたり。YouTubeをはじめたきっかけもそうですけど、同じような悩みを抱えている方の参考になればという思いで更新しています。私の生活、全然キラキラしていないので(笑)、自分が楽しむというより「みなさんのために」という思いが強いです。
――ゴールデンボンバーの大ファンだそうですが、コラボ動画とかいつか実現するかもしれませんよ!
それは……ニヤけちゃいます(笑)。もしそんなことが実現したら、私は死んでもいい(笑)。でも、そんな話は、まだ恐れ多くて! そういうことをさせていただけるぐらいの知名度になるよう、これからもめげずに発信していけたらいいなと思います。
■32歳になって「これからがスタート」
――ところで、お子さんがお二人いらっしゃるそうですね。
上の子が小学校6年生、下の子が3年生です。
――お子さんから「自慢の母」みたいな思いは伝わってきますか?
うちの息子は全然ないですね(笑)。YouTubeが好きなので、「ママ、YouTubeやってるんだ」「ヒカキン会ったことある?」と言われるくらい(笑)。「ママはそういうレベルじゃないんだよ」と丁寧に説明しています。
――共働きの家庭も珍しくない時代ですが、母とモデル・YouTuberとの両立はいかがですか?
家にいても自分にかける時間は多いです。例えば、スキンケアだったり、ボディケアだったり。うちの息子はもう大きいので、ご飯を用意したり、宿題を見てあげたりするくらいだと、そこまで手がかからない年齢なんです。そういった部分では、モデルになれたのはいいタイミングだったと思います。下の子は小学校に上がるくらいでしたし、主人も協力的なので自由に使える時間も与えてもらっています。家族のサポートのお陰で成り立っていると思います。
今までちゃんとお仕事もしてこなくて、気づいたら30歳。そこでモデルという仕事に巡り会えて、32歳になった今では「これからがスタート」という気持ちです。いろいろなことに挑戦させていただいて、もっともっとがんばって。年齢にとらわれず、どんどんアップデートできる人間でいたいと思います。
「これからどうなりたいか」というビジョンはありません。若い時、自分にいろいろな制約をしていたので、「できない」「どうせやったって無理」みたいに諦めていました。これからは与えられたチャンスだったり、自分で見つけたことに全力で挑戦していける人間でありたいです。
■プロフィール
柳橋唯(やなぎはし・ゆい)
1986年11月26日生まれ。北海道出身。身長162センチ。二児の母。ママ向けライフスタイル誌『mamagirl』のレギュラーモデルを務め、YouTube公式チャンネル「柳橋唯チャンネル」でメイク動画をアップし、人気を集めている。