ASUSが新型ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 2」を初公開した。発売日と価格は未定。
現行のROG Phoneの後継機にあたり、ハードウェアとソフトウェアの両面で、ゲームプレイに特化した性能をより強化した。世界中のメディアを集め台湾で開催されたプレスカンファレンスでは、完成したばかりのROG Phone 2で実際のゲーム体験の進化を試すこともできた。
■(参考) ROG Phone 2と初代ROG Phoneの仕様比較 | ||
ROG Phone 2 | 初代ROG Phone | |
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画面 | 6.59インチ AMOLED 120Hz 2,340×1,080ピクセル |
6.0インチ AMOLED 90Hz 2,160×1,080ピクセル |
SoC | Snapdragon 855 Plus | Snapdragon 845(OC) |
メインメモリ | 12GB | 8GB |
ストレージ | 512GB | 512GB |
アウトカメラ | 48MP+13MP | 12MP+8MP |
インカメラ | 24MP | 8MP |
バッテリー | 6,000mAh | 4,000mAh |
サイズ/重量 | 170.99×77.6×9.48mm/240g | 158.8×76.1×8.3mm/200g |
本体はチップ最新化と画面改良、カメラも強力に
ROG Phone 2の処理性能の基盤となるSoCには、Qualcommが発表したばかりの「Snapdragon 855 Plus」を搭載する。CPUにKryo 485、GPUにAdreno 640という構成のSnapdragon 855がベースだが、CPUを2.84GHzから2.96GHzへオーバークロックし、GPUのレンダリング速度も15%高速化したという、最新のフラグシップ・プラットフォームだ。あわせてメインメモリにはLPDDR4X DRAMを採用し、容量は最大で12GB。ストレージ容量は最大512GBを確保した。
ディスプレイも大幅に変わった。サイズが6.59インチへと大型化。パネルはAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)で、解像度は2,340×1,080ピクセル。画面比率は19.5対9とやや縦長になった。また、リフレッシュレートがよりなめらかに表示できる120Hzへ、表示応答速度も1msへと高速化したことが特長。さらにタッチパネル操作の反応速度を左右するタッチサンプリングレートも240Hzの高速仕様だ。
本体サイズと重量は、縦170.99×横77.6×厚さ9.48mmで240グラム。初代ROG Phoneから40グラム程度の増加だが、大型化した分だけでなく、バッテリーの高容量化にも割り当てている。ROG Phone 2のバッテリー容量は6,000mAhで、従来比や、競合比で見てもバッテリー動作時間を大きく伸ばした。
ROG Phone 2はゲーム体験の進化を主眼に開発されたが、実はカメラ機能もかなり充実した。本体背面のアウトカメラはソニーのCMOSイメージセンサー(IMX586)を採用した48メガピクセルのメインカメラと、13メガピクセルのセカンドカメラによるデュアルカメラ。画面側には24メガピクセルのインカメラを備える。