高価だが、触ると使いたくなるカメラ
フルサイズミラーレスは、カメラメーカーとしては新興のソニーが2013年に「α7」を他社に先駆けてリリースしました。その後、実に2018年夏までライバルはおらず、多くの写真愛好家がαシリーズを手に入れ、ほかのメーカーから鞍替えする人も相次ぎました。しかし、ニコンとキヤノンが相次いでフルサイズミラーレスをリリースし、さらにパナソニックがLUMIX S1RおよびLUMIX S1の兄弟をリリースし、競争が一気に激化しています。
LUMIX S1兄弟は、ライバルがひしめく中に最後発で登場したこともあり、王者ソニーの背中はまだまだ遠いといえます。しかし、EVFの見え具合や卓越した操作性、撮影できる写真を体験すると、このカメラで写真を撮り続けたいという衝動に強く駆られたのが事実。デジタル一眼レフを愛用している人も、他社のフルサイズミラーレスを使っている人も、一度試してほしいと感じるカメラだと感じます。