声優ユニットPyxisの結成4周年イベント「Pyxis 4th Anniversary Party 2019 ~らんらんの乱♪~」が6月8日、東京・よみうりランド 日テレらんらんホールにて開催された。

  • 「Pyxis 4th Anniversary Party 2019 ~らんらんの乱♪~」

豊田萌絵と伊藤美来による声優ユニット・Pyxisが結成4周年を記念して開催したイベントは、4周年の祝福らしく豪華賞品をかけたクイズコーナーから、リリース直後の新曲「恋せよみんな、ハイ!」や本イベントにあてた曲「Pyxisランド」の披露など、盛りだくさんのハッピーなイベントとなった。本稿では、そのうち夜の部の模様をお届けする。

■ファンとの協力で、なるか!? 4周年記念のプレゼント獲得

まずは「トキメキセンセーション!」のイントロが、続けて頭サビを歌うふたりの歌声が場内に流れ、頭サビ終わりにふたりがステージに登場。豊田がピンク、伊藤がブルーと各々のイメージカラーのドレスを身にまとって“Party”感を出しつつ、タオル曲でいきなり盛り上がる。ふたりともユニット名の由来同様に宝石箱のようにキラキラの笑顔でステージを展開し、サビ冒頭では生ハモも披露。記念すべき舞台の幕開けを、1stライブからともに歩んできた思い出の曲で飾ってくれた。

さて、今回のAnniversary Partyはイベント本編の他にもよみうりランド内を使って、1Dayパスポートを商品にしたオリエンテーリングも同時開催。天気予報では前日から続く雨だったのだが、当日は曇りの過ごしやすい気候となり、「完全に勝ちじゃん!」と豊田も歓喜。また、賞品獲得のための4つのキーワードを「ら」「ん」「ら」「んランドセル」として、ズル防止の引掛けを行なったことも伊藤から明かされていた。

そしてここで、イベントパートの司会を担当する天津向が、4周年記念のケーキを伴って登場。ピクみん(=Pyxisファンの総称)をバックに、「ハイ、Pyxis!」の掛け声で記念撮影を行なう。そしてそのまま「HAPPY BIRTHDAY」の大合唱。指揮する伊藤にマイクを向けて声を拾う豊田と、分担もバッチリだ。合唱後に5年目の目標を聞かれると、伊藤は「バスツアー!」と回答。豊田も「キラキラした時間を過ごそう」という結成理由からこれに同意し、さらに「全員でキャンプファイヤーしたい!」とその内容まで具体的に述べていた。

さて、この日のイベントは会場を1日限りの“Pyxisランド”に見立て、4つのエリアを順に回っていく形で進行。まず最初の“クイズエリア”では、ふたりが四択クイズに挑戦。ピクみんは入場時に配布されたPyxisふたりによる手描きのPyxisランドのしおりを用いて、面の色でふたりにヒントを与えていく。3問正解でピクみんには退場時にSSRカードが、Pyxisふたりには高級スパスイートの利用権が与えられると明かされ、ふたりとも特にエステに大きく反応していた。

しかもクイズ自体も大変順調で、「アシカの仲間じゃないのは?」という問題ではピクみんの声を活かして正解(※アザラシ)を導き出し、一方「2015年の流行語大賞50に入っていないのは?」という問題では「『きらりん☆レボリューション』の頃からあった!」とのちゃおっ子・豊田の言葉から、正解(※ ’14年ノミネートの「壁ドン」)を導き出すなど、互いの力を合わせて3問ストレートで目標を早々と達成。

ダブルアップをかけた「バンデットで実際にない期間限定版は?」のみ残念ながら、オーディエンスの中にいた正解(※止まらずに2周目に突入するバージョン)を知っていたピクみんを見つけきれず不正解に終わってしまうも、泣きの一問「カルピスの水玉は何を表現?」で二択まで絞ったところでオーディエンスの声から「天の川」を回答し見事正解。最後に再びピクみんと力を合わせて、商品獲得を決めた。

■目指せ埋蔵金!? 謎解きエリアで大奮闘!

続いてはよみうりランド内のモノづくり体験エリア“グッジョバ!!”にちなんだ、遊園地スタッフのお仕事体験をする“ピクジョバ!!エリア”。最初の“ジェットコースター身長見分け”での身長制限:120cmちょうどのポールを見抜くチャレンジで、向が3つのポールの高さを口にしてしまうハプニングが発生。急遽高さを再調整しての挑戦となったが、「行けそうなー(豊田)」「気がするぅー(Pyxis)」と相方越しに直前にチョンボをした向をイジリつつ正解を果たし、ひとりずつでのトライへ。

まずは “観覧車トラブル対応”として、運行中の観覧車が緊急停止した際のアナウンスを伊藤が対応。突然運行中にメンテナンスに入った設定から入り、客(向・豊田)を落ち着かせようと「そこのボタンを押していただくとオレンジジュースが出てくる仕組みになっております」との設定もぶちこんだりと、ピクみんを大いに笑わせてくれた。

一方アトラクションMCに挑戦した豊田は、仮想のアトラクションが“センター・試験・明日(あーす)”と提示された瞬間こそ「むずっ!」とこぼしていたが、入りからキャストとして完璧な立ち振舞い。「明日の試験に受からないと脱出できないアトラクション」という設定での即興コントを展開していき、こちらもピクみんを大満足させてくれた。

するとここで、向のもとに矢文が。スクリーンに映し出された、元号のように「戦国」の額に入った文字を掲げるどこかで見たような顔の殿から、「らんらんの地に謎を仕掛けた」との宣告が。「制限時間内に解ければ、わしの埋蔵金をくれてやろう」と予告され、ピクみんとともに謎を解いていく“謎解きエリア”がスタートする。

まず第一問は「じんえーてぃーえ」「らて」「みふめ」「こりも」「う」「じゃ」との謎の言葉が縦に置かれた画像。これには時間がかかったものの、ピクみんからの助けもあり「最初と最後に同じ文字を入れる」という正解にたどり着き、「む」「か」「い」「の」「ふ」「く」を導き出す。

向がジャケットのポケットを探ると、そこにはいつの間にか手紙が。その「“PyxiS”を半分にして、該当する数をすべて足せ」との問題では、紙を折り畳み“DVVIC”として、アルファベットの順番を頭から数えて4+22+22+9+3=60を導き出すと、ステージに宝箱が登場。鍵の4桁のナンバーを「0060」にセットし解錠に成功する! すると再び殿が登場し、「気が変わった。今からそこを焼き払う」と無茶苦茶なことを言い出し、カウントダウンが始まる。

ステージ上のふたりが焦るなか、カウントがゼロを迎えた瞬間、スクリーンには「Pyxisお誕生日おめでとう!」の文字が現れ、脱力するふたり。そして豊田が確認した宝箱の中身に入っていたのは、ゴールド違いの“リアルゴールド”だった。