■エイプリルフールも大盛り上がり
――「AnimeJapan 2019」はランガにとって2回目の「AnimeJapan」になりましたね。
森嶋 「AnimeJapan 2018」に出させてもらったときは、泣いてしまうくらい緊張していたんですよ。でも、今年は出演が決定したときから楽しみだなって気持ちが強かったです。この1年間でいろいろなステージを経験させていただいたので、成長できたのかなって。去年は怖いというのもあったし、「出ていいの?」っていう気持ちもあったので。
林 たしかに去年の「AnimeJapan」は個人的にひどかったです。パフォーマンスではなくメンタルが。怯えていましたね。今年は、去年観てくれた方が「去年より良くなっているね」「がんばっているランガを応援したい」と思ってもらえるようにしなきゃいけないという責任感がありました。その分、緊張していたんですけど、ふたりが「大丈夫、大丈夫」と声をかけてくれたんです。
厚木 去年はみんな泣くことしかできなかったから。
林 今年は3人で声をかけあえたね。そう考えるとグループとしての絆も深まったと思います。
厚木 去年はステージに対する恐怖感がすごかった。練習したことを上手にやらなきゃっていうプレッシャーがあったんです。ステージからお客さんを観る余裕もなかった。でも、今年は遠くのお客さんを観ることもできたし、みんなで一緒に楽しもう、という気持ちでパフォーマンスできたと思います。
――そして「AnimeJapan 2019」の数日後、エイプリルフールでは、Dan Balls, Dan!に改名して、「Dan Balls, WORK(ダンボールズワーク)」を公開。こちらも盛り上がりましたね。
林 そうなんです、急に改名して(笑)。最初にダンボールって聞いたときはどういうコンセプトだろうと思っていたんですけど。
厚木 新生活応援ユニットって聞いて納得しました。
林 スタッフさんがダンボールで組み立ててくれた背景を見た瞬間にテンションが上がりました! オシャレだったし、「これをせっせと積んでくれたんだな」と思うと……。
厚木 こだわっていたよね。これまでのランガのネタも散りばめられていて。
――僕は「はこんにちわ」がかなりツボです。
※Run Girls, Run!の自己紹介である「ここんにちは(林)」、「こんもちはー(森嶋)」、「ごきげんよう(厚木)」もそれぞれ「はこんにちは」「こんもつわー」「ごきげんようじょう」に変化した
厚木 「シャキッとスタート」とか「ハコブハコブハコブ」とか、天才だなって。
林 毎年あのクオリティをやるのかーって、私たちも楽しみです(笑)。
森嶋 ハードルが上がるよね。(スタッフの方を見ながら)来年はどんなかな~。
――反響はいかがでした?
林 ファンの方も「ごきげんようじょう」と言ってくれることがあったよね。 厚木 みんな気に入ってくれているのかな?
林 私の母親も友だちから「ここちゃんのグループって改名したの?」って連絡がきたらしいです。
森嶋 信じちゃった(笑)。
■もっとグローバルに?
――さて、楽曲の話に戻りまして、カップリング曲は「青春アルゴリズム」。
林 「青春アルゴリズム」は、私たちが「ライブで手を振りながら歌えるような楽曲がいい」ってリクエストをしたんですよ。楽曲を最初に聴いたときは、海辺をドライブするときに似合いそうなさわやかな曲だなと思いました。ランガってあまり楽曲でさわやかさを出したことがなかったので。
森嶋 歌詞が心にしみる……。ランガという場所でもう一度青春を過ごしているような気分になりながら歌っています。ライブで披露するときは、ファンとランガみんなで青春を過ごしたいですね。
厚木 こういったキラキラ感ってなかったよね。優しい曲調なので、レコーディングのときは優しく歌っていたんですけど、「青春だからもっと元気でいいよ」って。
林 そうなんだ! 驚いた。
厚木 うん。「空気感を大事にしつつ元気に」って。
林 私はセンチメンタルというか、「切ない感じで歌ってください」って言われたんですよ。
厚木 私はセンチメンタルすぎたのかもしれない。青春のキラキラ感を出してほしかったのかも。
森嶋 もともと声質がおセンチなところあるからかな。
――さて、2019年といえば元号が平成から令和になって、新しい時代がはじまったというイメージも強いです。みなさんは最近新しくはじめたこととか、はじめたいこととかはありますか?
林 私は映画『ボヘミアン・ラプソディ』にハマッてクイーンを好きになって、そこからいろいろな洋楽を聴くようになりました。はじめてUKロックに触れて衝撃を受けたんです。でも、聴いていても歌詞がわからないんですよ。歌詞を訳していくとわかるんですけど、スッと入ってこないので、英語ができるようになりたいんです。
森嶋 もっとグローバルにね。
林 そう。ランガもグローバルに。英語ができるようになったら格好いいよね。海外に行かせてもらう機会があるかもしれないし、海外アーティストさんとコラボとかありがたいことが起こるかもしれないし。
――ちなみにいまはどんな楽曲を?
林 クイーン以外だと、エルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイ、ボン・ジョヴィ、ガンズ・アンド・ローゼズとか。新しいバンドだとザ・ストラッツがクイーンの再来と言われていたので聴いています。ほかにも母親から教えてもらってたくさんあさっています!
森嶋 そんな壮大な話のあとなんだけど、ちょうど令和の初日に、そろそろ上京してから一年なので、お部屋の模様替えや断捨離をしていたんですよ。そうしたら、2~3年前に買ったお洋服が出てきて、最近買った服と全然趣味が違っていて。お洋服の趣味が変わったということは、私のあふれ出るなにかが変わっているのかなって。新しい自分を探しにいきたいなと思っています。
――変えようとしていたのではなく、無意識に趣味が変わっていたんですか?
森嶋 そうなんですよ。「こんな服着てたんだ!」って服がたくさんあって。もう着ないワンピースとかが。
厚木 私は、ランガとして活動する前は、インドア派でお休みの日は家から出たくないタイプだったんです。でも最近は、外に出ないと落ち着かなくなってきたんですよ。これまでが引きこもりすぎたので、今後はいろいろな場所に旅行したいなと思っています。
――たとえばどんなところに?
厚木 北海道で美味しい海鮮を食べに行きたいです! 屋台のご飯とか。あとは、韓国でコスメを買いたいですね。それと、ランガになってからは、自分のことに精一杯だったので、推していたグループの推し事に復帰したいなと思っています。
――最後に、2019年8月4日には、結成2周年ライブ「Run Girls, Run!! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!」が開催されますね。まだ先の開催なので決まっていることも少ないと思いますが、どういったライブにしたいですか?
森嶋 3人でも話したんですけど、夏真っ盛りな時期に開催するので、お祭りにしたいんです。夏っぽい演出にもしたいんですけど、もちろん2周年をお祝いするライブなので、みんなでパーティをしたいんですね。
厚木 無事に2年目を迎えられたので、その感謝の気持ちを伝えたいよね。来てもらうからには絶対に楽しんでもらいたいので。
林 そうそう。ライブだけではなくて、みなさんと一緒に楽しめる何かがあったらいいなって。どうやったら交流できるかをいま考えています!楽しみに待っていてください!
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・CD収録内容
01.ダイヤモンドスマイル
02.青春アルゴリズム
03.ダイヤモンドスマイル instrumental
04.青春アルゴリズム instrumental
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