――阿部さん、長妻さんはいかがですか?

阿部くんは、かわいい顔をして、けっこう変わってる感じはありますよね(笑)。番組でも、プラモデルやフィギュアが好きだという話で驚かれていましたが、メンバーも本当に知らなかったようです。あとは写真も好きで、いつもフィルムのカメラを持ち歩いているし、繊細な面があるなという印象です。男から見てもいい男だけど、ツンとした感じでもないですし、かなり天然です。

長妻くんは、番組では破天荒な感じが出てますけど、実はすごく緻密な絵をたくさん描いているんですよ。いっぱいスケッチブックに描きためているらしくて、メンバーも驚いていました。1番年下だからか、ピュアだし、透明感のある子だなと思います。収録でも台本にない、ずれたことをいきなり言ったりするので、アクセントになっています。とにかく6人の色が全然違うので、そこが面白いところ。長妻くんと諸星くんには番組の初ロケに行ってもらったので、送り出すメンバーも心配していました(笑)。

  • 『イケダンMAX』(提供:TOKYO MX+)

――実際にスタートした番組を拝見すると、彼らに加えて、MCのタイムマシーン3号さんの存在でかなり締まってるなと思いました。

各自の持ち味を引き出してくれていますよね。ファンの方は、本人たちだけが出ても喜んでくれるかもしれないけど、やっぱり地上波のテレビ局なので、番組を通じて新しい彼らの一面をいろんな人に知ってもらう機会になれば、と。タイムマシーンさんは、女性アイドルのイベントの司会などもやっていますし、いじり方もすごくうまいです。

――番組のタイトルとしてはやっぱり「MX」を意識されているんですか?

番組名も、メンバーと会議をしている中で決まりました。確か諸星くんが「”MX”の文字を入れたい」と言って、「MAX」をつけることに。

――すでに”MX愛”が強いですね! 今後も様々な展開を考えられているんですか?

始まったばかりなのでまだわからないですが、自社制作の番組なので、ぜひ他の番組ともコラボレーションしたいと思いますし、ロケに行った時とかに「『イケダンMAX』だ!」と言われるようになると、嬉しいですね。人気が出て、エムキャスの配信だけでなく他のエリアでの放送もできるようになればと思います。

今までMXを見てくれていなかった方が、『イケダンMAX』のためにチャンネルを合わせてくれていることが、大事だと思うんです。特に今年は、「つなげるテレビ。」というスローガンを打ち出していますし、他の番組も見てみて、面白く感じていただければ嬉しいです。

――例えば、深夜枠からゴールデン進出、みたいなことは。

今回はたまたま空いていた枠だったので、今後は編成次第ですが……視聴者の方から「寝不足だ」という意見も聞きますし、もう少し浅い時間に行けたら嬉しいです(笑)。また、私がいるのは事業部というところで、イベントを中心に行っています。常にイベント連動を意識した番組づくりを行っていますし、今後もイベント展開は考えていきます。まだ、決まっているものはないんですが。

本当に、ただの偶然の積み重なりなんですよね。偶然が、必然だったのか……彼らと会ったのも偶然だし、話を聞いてたら一緒にイベントをしたいと思ったし、その延長で番組も、と縁がつながった。結果、良い反響にもつながり、TOKYO MXの名前を知ってもらえるきっかけにもなったんじゃないかなと思います。できるだけ長く続けたいと思いますし、私としては番組だけじゃない展開をしていくことが本来の使命なので、ぜひ期待に応えたいです。

■哘誠(さそう まこと) プロデューサー
1977年生まれ、北海道札幌市出身。多摩美術大学、凸版印刷勤務を経て、2013年TOKYO MXに入社。これまでに『自動車冒険隊』『ドラマ食の軍師』『浪川大輔・吉野裕行のネゴト』などの番組を担当し、現在は『イケダンMAX』『eスポーツMaX』『パンクラスLIVE』等が放送中。そのほか、先日行われた『TOKYO MX FES.2019』をはじめ、『ひなビタ♪ライブ2018 SWEET SMILE PARADE』など、年間50を超えるイベントを手がける。