どれを選ぶ?競合と比較すると?

新たな料金プランの追加にともない、現行の「auピタットプラン」と「auフラットプラン30」は受付を終了しますが、「auフラットプラン20」は提供を継続します。これにより、auで選べる料金プランは、以下の5つとなります。

  • 小容量:「新auピタットプラン」:月額1,980円~
  • 中容量:「auフラットプラン7プラス」(7GB+SNS使い放題):月額3,480円~
  • 大容量:「auフラットプラン20」(20GB):月額5,000円~
  • 大容量:「Netflixプラン」(25GB+Netflix+ビデオパス):月額6,150円~
  • 大容量:「auデータMAXプラン」(月間の上限なし):月額6,980円~

※(上記の料金は、期間限定の割引を除いたもの)

競合他社のプランと比較してみましょう。

大容量プランなら、NTTドコモは「ギガホ」(30GB)を月額4,980円~で、ソフトバンクは「ウルトラギガモンスター+」(50GB+動画SNS使い放題)を月額4,980円~で提供しています。中容量プランでは、NTTドコモは「ギガライト」(5G~7GB)を月額3,980円~、ソフトバンクは「ミニモンスター」(5G~50GB)を月額7,480円~で提供。小容量(~1GB)では、NTTドコモが月額1,980円~、ソフトバンクが月額2,980円~で提供しています。どの会社のプランに価格の優位性があるかは、環境と使い方によっても分かれるでしょう。

菅義偉官房長官による「携帯電話の利用料は、あと4割程度は下げる余地がある」発言に端を発した、大手3キャリアによる値下げ合戦。先日のドコモに続き、KDDIも新料金プランの発表となりました。一方で、来年には5Gの商用化を控えており、「auデータMAXプラン」はそれを踏まえた内容になったといえそうです。

4年縛りはどうなる?

モバイル業界ではいま、スマートフォンの本体代金と通信料金を分離したプラン(いわゆる分離プラン)の導入が進んでいます。今回のauの新料金プランも分離プランとなっています。分離プランでは、スマートフォンの(見かけの)本体代金が高騰化してしまうため、KDDIでは48回払いにして負担を軽減する「アップグレードプログラムEX」を提供しています。しかし、「4年縛り」と揶揄されるなど、長期契約により利用者の自由を奪うことを懸念する声も一部で挙がっています。

  • 記者団の質問に回答する東海林氏

この問題について聞かれると、東海林氏は「毎月の割賦料金の負担が多いお客様に向けたもので、比較的短期間にスマホを買い替えたい、というご要望にもお応えできるプログラムです。現在も提供中で、ご好評をいただいています。しかし今後、事業法の改正や総務省の指導などがあるかもしれません。それを踏まえて考えていきたいと思います」と説明しました。