Xperia 1
Xperia 1は、ソニーモバイルコミニュケーションズ製のスマートフォン。2019年2月にグローバル発表されたモデルで、このたびソフトバンクから発売されることとなりました。価格は10万円を超えてきそうなハイエンド端末で、発売は6月中旬以降となっています。21:9という縦長の有機ELディスプレイを搭載しているのが大きな特徴で、動画視聴にこだわるユーザーにおすすめです。
ディスプレイは6.5インチで、画面解像度は3,840×1,644ドット。4KコンテンツのHDR表示に対応します。大画面ながら縦長なので、意外と持ちやすい印象です。ほかのハイエンドスマートフォンと比較して、長さは頭ひとつ抜けています。
縦持ちにして画面上下で2つのアプリを同時に起動し、「動画を観ながらTwitterで実況する」といった使い方も可能。大画面で長細いので、こうしたマルチウィンドウの使い勝手がよくなっています。21:9は没入感の高いアスペクト比で、動画の視聴やゲームプレイに向いているとして、最近はPC用ディスプレイでも、21:9がよく採用されています。
カメラは3眼のトリプルカメラを採用しました。超広角、標準、望遠の3つですが、35mm判換算時の焦点距離はそれぞれ16mm、26mm、52mmなので、通常のデジタルカメラでいえば、超広角、広角、標準域をカバーしています。
人間の瞳を検出してAFを合わせる「瞳AF」を搭載したのが大きなポイントで、人にピントを合わせやすくなっています。フルサイズのレンズ交換式カメラで、被写界深度の浅い大口径レンズを使ったときにこそ、瞳AFは真価を発揮するのですが、スマートフォンでも瞳AFを使えることは素直に喜びたいところ。
またXperia 1は、ソニーの映画撮影用カメラであるCineAlta「VENICE」の開発チームが監修した動画撮影アプリ「Cinema Pro」を内蔵しています。アスペクト比21:9 / 24fps / 10bit / HEVC / HLGフォーマットで、まるで映画のような動画を撮れます。プロフェッショナルカメラのようなUIで撮影できるのもポイント。21:9のちょっと独特な雰囲気の動画を撮影できるのもおもしろいですよ。