Amazon MusicアプリはスマホやPC、Fire TV Stickでも利用できる
Amazon Music Unlimitedはアプリ化されていて、モバイルはiOSとAndroid、Fireタブレット、デスクトップはWindowsとMac、その他Fire TV Stickにも対応しています。今回はiPhone Xを用意してiOS版モバイルアプリ「Amazon Music」の使い方を例としてご紹介します。
アプリのホーム画面はトップに現在レコメンド中の新曲、アーティスト、プレイリストのバナーが切り替わりながら表示されます。
Amazon Music Unlimitedから先行配信される楽曲も時々見つかります。邦楽プレイリスト「Tokyo Crossing」は、日本で旬な音楽やアーティストを世界に発信するために2018年末からスタートした新たな試みです。日本国外からでもストリーミング再生ができる旬な邦楽がずらりと揃います。
Amazonで購入した楽曲もアプリから聴ける
「Amazonで購入済みの曲を自動ダウンロード」の機能をオンにすると、Amazon.co.jpのダウンロード販売形式で提供されている音源を、Amazon Musicアプリから聴けるようになります。アニソン系の楽曲などはAmazon Music Unlimitedのアーカイブにもない場合が多いので便利です。
お気に入りの楽曲を集めてプレイリストを作成する手順もスムーズ。メールやLINEを使ってシェアもできます。
Amazon Musicアプリには必要な機能が一通りそろっていて使い勝手も悪くはないのですが、バナーや文字のサイズをもう少し工夫して縦方向の表示を圧縮できれば、スクロールの手数が減らせてもっと使いやすくなりそうです。これからさらに改善されることを期待しましょう。
Amazon Musicの音質は? Spotifyと比べてみた
ストリーミング再生の音質をSpotifyと比較してみました。それぞれのサービスで音質設定を最高レベルに切り替えてWi-Fiに接続。iPhoneに同じイヤホンをつないで、課題曲としてMISIAの『恋は終わらないずっと…』を再生しました。
ホーム画面の右上にある「…」アイコンをタップして「設定」を開くと、スマホに楽曲を一時キャッシュできる機能のストレージ上限や、ストリーミング再生の音質が「自動/高/中/低」から選べる機能が並びます。
環境をそろえて聴き比べると、Spotifyの方が聴感上のバランスがナチュラルで、中高域のディティールによりフォーカスが定まります。Amazon Music Unlimitedは中低域が厚く、iPhoneのボリューム設定を揃えて聴いてみても中低域の音圧が一段と前に出てくる感じがあります。
ボーカルの伸びやかさと抑揚感、息遣いの繊細なニュアンスにズームインできる解像度の高さ、そしてアコースティックギターやパーカッションの余韻のリッチな再現力はSpotifyの方が一枚上手であるように感じました。