“鉄板”の前後撮影おすすめドラレコ3選
ゴールデンウィーク直前の今、ドライブレコーダーを買うならどの製品がよいのでしょうか。価格や付加機能、仕様などから吟味して、おすすめの3製品をまず紹介します。
PAPAGO JAPAN「GoSafe S36GS1」 前後撮影対応でも低価格
まずおすすめなのが、前後撮影に対応したPAPAGO JAPANの「GoSafe S36GS1」。実売価格は税込み23,000円前後と、前後撮影タイプとしてはコストパフォーマンスが高い点を評価しました。
性能面も文句ありません。前方用カメラは対角画角が140度、水平画角が119度なので、左右も十分ワイドに写せます。特に、後方用カメラは対角画角が180度、水平画角が143度もあります。レンズのF値も、前方用カメラがF1.8、後方用カメラがF1.9と、かなり明るいのも魅力。前方用カメラはWDRに対応しており、明暗差の大きなシーンもちゃんと記録してくれます。
撮影した映像をリアルタイムで認識し、現在走っている道路の制限速度を知らせてくれる「速度制限標識警告」や、ヘッドライトの点灯忘れを知らせる「ライト点灯忘れ警告」などの運転支援機能もあります。GPSやタイムラプス撮影機能などの付加機能も充実。オプションで、動体検知監視機能を利用した駐車時撮影機能もあります。ドライブレコーダーで撮影した映像とGPSで記録した行動履歴が同時に見られる専用ソフトも用意しています。
コムテック「ZDR-015」 とにかく多機能な実力派
次におすすめしたいのが、コムテックの「ZDR-015」。実売価格は税込み26,800円前後です。こちらもコンパクトな設計の後方カメラが付属し、前後の状況をともにフルHDで同時に撮影できます。前方用カメラの対角画角は145度、水平画角が115度で十分にワイド。後方用カメラも対角画角が140度、水平画角は112度もあります。前方カメラには、逆光を自動補正して白飛びや黒つぶれを抑えるHDR/WDR機能を搭載しています。
付加機能の豊富さも本機のポイント。内蔵GPSによる走行速度や位置情報の記録ができるだけでなく、パソコン用のビューワーソフトも用意します。運転支援機能も充実していて、車線逸脱お知らせ機能や車速アラーム機能、前方信号お知らせ機能なども搭載しています。
別売の電源ケーブルを導入すれば駐車監視機能が利用でき、車を停止してから最大12時間の撮影が可能。バッテリーの電圧が一定水準を下回ると自動で動作が停止するため、バッテリー上がりやバッテリーの消耗を防げます。
JVCケンウッド「DRV-MR740」 デザインと機能を両立
最後に紹介するのは、JVCケンウッドの前後撮影モデル「DRV-MR740」。メインユニットと後方用カメラの両方ともコンパクトな設計になっていて、運転のじゃまになりにくいよう工夫しています。
撮影解像度は、前後ともにフルHD。画角は、前後ともに対角画角が111度、水平画角も100度で十分な広さです。レンズのF値は前後ともにF1.8で、HDR機能も搭載しているので、逆光やトンネルの出入り口などでの白飛びや黒つぶれも自動補正してくれます。前方衝突警告や車線逸脱警告、発進遅れ警告などの運転支援機機能などもあり、機能は充実しています。
オプションのケーブルを装着すれば、最大24時間もの監視に対応する駐車監視機能が利用できます。DRV-MR740は、多くの機種に搭載されている衝撃検知だけでなく、動体検知に搭載しているのがポイント。動いている人間などを検知すると、自動で録画を開始します。スマートキーを悪用した車輌の盗難が問題になっている昨今、駐車場の周囲で下見をする不審者の姿がキャッチできるのは安心できるポイントといえます。
パソコン用ソフト「KENWOOD ROUTE WATCHER II」も提供され、前後カメラでとらえた映像をGoogleマップの地図とともに確認できます。実売価格は税込み32,800円前後で、前途の2製品よりも高価なのが唯一気になるポイントといえるでしょう。