Kindle Paperwhiteとどちらを選ぼうか
筆者はふだんからKindle Paperwhite(2018年11月発売のWi-Fiモデル)も使っているので、参考までに新しい無印のKindleと比べて気がついたこともまとめておきましょう。
本体のサイズ感は、画面が同じ6インチであることからもほぼ変わりません。スペックを調べるとKindle Paperwhiteの方が7mmほど縦に長く、厚みは0.52mmほど薄いようです。重さはKindle Paperwhiteの方が10gほど軽いため、手に取ると少し差がわかります。
Kindle Paperwhiteはベゼル(ディスプレイまわりの額縁)とディスプレイとの間に高さのギャップがないフラットベゼルを採用しています。見た目のデザインは美しいのですが、ディスプレイの表面に付着した指紋が目立ちやすいことが気になっていました。新しいKindleは、ベゼルがざらっとしたマットなプラスチック素材なので、指紋は目立ちにくいと思います。ホワイトのモデルはなおさらでしょう。
操作感に大きな差はなし、ポイントは「防水性能」
電子ペーパーの画素密度は、Paperwhiteが300ppiに対してKindleが167ppiなので、文字の精彩感や写真の鮮明感に差が出ます。ただし、読みにくくてストレスを感じるほどではありません。画面の明るさは最大値にすると、Kindle Paperwhiteの方が表示が明るく、ホワイトが冴えている感じもしますが、Kindleとの差は大きくはありません。
パネルのタッチ操作は、両者のレスポンスに差がないと感じました。背面の仕上げは、Kindleがサラサラとしていて、Kindle Paperwhiteはちょっと摩擦があります。片手で持ったときの指のひっかかりは、Paperwhiteの方が筆者の好みに合いました。
そして両製品の最大の違いは「防水性能」。Kindle PaperwhiteはIPX8等級の防水対応としていますが、新しいKindleは防水非対応です。
筆者は早風呂なので、お風呂の中で電子書籍を読みたいとはあまり思いませんが、これから梅雨の季節なので、外に持ち出す際には気がかりかもしれません。また、狭い飛行機の中で本を読んでいるときに、飲み物をこぼして壊れてしまったなんてトラブルを避けたいなら、少し背伸びして防水仕様のKindleを選ぶべきかもしれません。