テレビ朝日系クイズ特番『ザ・タイムショック 平成最後の最強クイズ王決定戦SP』(4月3日19:00~)に出演する新日本プロレスの棚橋弘至。クイズとプロレスという、一見するとまったくかけ離れた分野だが、彼がクイズ番組に出演する裏には、"プロレス愛"にあふれる思いがあった…。
また、5月から新元号になるにあたり、プロレスラー・棚橋弘至としての目標も聞いてみた――。
――『タイムショック』への出演は2013年以来ですが、今回の収録はいかがでしたか。
出ていない間に異常にレベルが上がっていましたね。立命館大学法学部卒業という肩書だけで引っ張ってもらっていますが、だんだんメッキが剥がれてきました(笑)。
――立命館大時代は、レイザーラモンRGさんと先輩後輩の間柄でしたが、当時のRGさんはどんな方でしたか。
RGさんはプロレス同好会の1個上の先輩でした。その当時、RGさんは古着をおしゃれに着こなし、バイクに乗っていて、めちゃくちゃかっこよかったです。今の"キモ撮り"してるような先輩ではなく(笑)、僕の好きな要素をぜんぶ持っていた、「なりたいな」という憧れの先輩でした。
■1日20時間の受験勉強「がむしゃらに」
――棚橋さんは過去に『アメトーーク!』の「勉強しまくった芸人」に出演した際、大学に入るために1日20時間勉強したとも話されていました。
何にもない状態だと全然集中できないんですが、目標が決まると、がむしゃらにできるんですよね。そのときは大学に行くことだけを考えていて、「勉強する」の1択だったので。でも大学に入った後は、プロレスラーになるという目標ができて、プロレスラーになるということだけに集中しました。
――棚橋さんは大学3年のときには新日本プロレスの入門テストに合格しましたが、長州力さんから「大学は出ておけ」と言われ、中退せずに卒業したそうですね。
そうなんですよ。4年生で58単位残っていたので、大教室の一番前で授業を受けたり、大変でしたね(笑)。でも、結果的に長州さんが「大学は卒業しろ」と言ってくれたから、こうしてクイズ番組にも出られています。プロレスラーになって活きているのはすごく不思議ですが、財産として自分の武器になっていますね。
■クイズ番組への対策は“ルーティン化”
――ところで、先ほど「メッキが剥がれてきた」とおっしゃっていましたが、今後クイズ番組に備えて、していきたいことはありますか。
スポーツ系の分野だったり、プロレスラーとして日本全国を周るので、ご当地の名産や観光名所、ゆるキャラなどはわりと得意です。でもカズ(レーザー)さんとか見ていると、弱点がないオールラウンダーなんですよね。僕は時事とか芸能とかは弱いなと思うので、新聞を読んだり朝のニュースを見たり、ルーティンを作っていけたらなと思います。無理して勉強すると続かないので、改めて何かを勉強し直すというよりは、自然と日々の生活でインプットしていきたいですね。
――ルーティン化するんですね。
ルーティンになれば強いんですよ。筋トレするにしても、顔を洗ったり歯を磨いたりと同じになれば、逆にやらないことが気持ち悪くなるので。