米国のPC周辺機器・コンポーネントプロバイダーであるCorsair components inc.(以下Corsairと略記)は3月13日、都内で製品説明会を開催。タワー型PCケースや、タッチパッドやジョイスティック付きのキーボード「K83 Wireless」などを披露しました。

  • ワイヤレス周辺機器のK83 Wireless(左)とHARPOON RGB WIRELESS(右)。HARPOON RGB WIRELESSはゲーミング用の新しい無線方式SLIPSTREAMに対応した最初の製品です

  • CORSAIR台湾 日本および台湾リージョナルマネージャのJevon Yeh氏があいさつ

多機能なタワーケース「Carbide 678C」「Crystal 680X RGB」

PCケースは高価格帯の製品で機能が豊富です。Carbide 678C Tempered Glassは左サイドパネルに強化ガラスを使う一方、ケーストップ、フロント、右サイドパネルには吸音材を張り付けてあるため、静音性も確保しています。

  • 米Corsair Product manager CoolingのAnnie Jankowski氏

  • PCケースのCarbide 678C Tempered Glass(左)とCrystal 680X RGB Tempered Glass(右)。どちらも白・黒の2モデル展開です

  • 現在のケースラインナップ。中央上の赤い縁取りがされているのが今回の新製品で、高いATXケースが追加されました

ドライブベイは5.25×1、3.5×6、2.5×3と多く、5.25ベイを外せばトップ部に420mmまでのラジエーター搭載も可能ですし、搭載可能なファンは最大9(PWMリピーターあり)と豪華な装備となっています。

  • Carbide 678C Tempered Glassは左サイドパネルが強化ガラスを使用。奥にヒンジがあるので簡単に開きます

  • 右サイドパネル(写真)とトップパネル、フロントパネルに吸音材が張り付けられており、静音性に配慮しています

  • 右サイドはケーブルスペースですが、PWMファンのリピーター(中央上部)があり、2.5インチベイもこちら側に配置されています

  • Carbide 678C Tempered Glassの主な機能。フロントパネルもヒンジデザインとなっています

また、Crystal 680X RGB Tempered Glassはケース内部を分離したデュアルチャンバー構成に加え、左サイドパネルだけでなく、フロントパネルとトップパネルも強化ガラスで覆われています。

  • Crystal 680X RGB Tempered Glassはデュアルチャンバーを採用し、電源部とボード部が分かれた構造になっています

  • 左、正面、上に強化ガラスを採用しており、ライティングでかなり派手なPCを作ることができます

フロントパネルに120mm RGB LEDファンが3連で装着されており、ファンとLEDライトをコントロールする「Lightning Node PROコントローラー」が初めから用意されているので、ユーティリティのiCUEソフトウェアを使用することで、システム全体のLED照明をコントロールできます。

  • 上部の強化ガラスはボード部のみで、右側はI/O端子(USB 3.0×2/USB 3.1 Type-C/ヘッドセット)となっています

搭載可能なファンは最大8つで、フロントファンだけでなく、リアファンも1つ標準で付属します。ドライブベイは3.5×3と2.5×4となっています。

  • Crystal 680X RGB Tempered Glassの主な仕様。フロント強化ガラスの奥には3連のRGB LEDファンが装着されており、カラーコントロールに対応しています

どちらのケースも白と黒の2色展開となっているので、システム構成に悩みそうです。なお、参考までに簡易液冷システムにもホワイトモデルが用意されており、白いケースなのにラジエーターが黒で今一つという不満にも対応できます。サンプル機を見ましたが、なかなかさわやかな印象を受けました。

  • 簡易液冷クーラーにもホワイトモデルがあります。これを使えば白いケースで悪目立ちしません

  • ということで作例も展示していました。なかなかいい感じ