声優・原由実がパーソナリティを務める番組『原由実の○○放送局 大盛』のニューイヤーイベントが1月13日、東京の赤羽会館にて行われた。「お友達と遊ぶよ」という副題も付いている本イベントのゲストは、三宅麻理恵(まりえってぃ)と佳村はるか(るるきゃん)。昼と夜の2回公演で行われ、プレイするゲームをはじめ、昼夜で内容が大きく変わるイベントとなった。今回は相変わらずの“はらみーワールド”に包み込まれた昼の部をレポートする。

  • 『原由実の○○放送局 大盛』ニューイヤーイベント

▼「ガンダムファイト」「バカの子」……2019年はヤックデカルチャー!

『原由実の○○放送局 大盛』は、ゲーム総合情報メディア『ファミ通』がニコニコ生放送で展開している声優チャンネル。声優として活躍する原由実(はらみー)が様々な企画に挑戦したり、レトロゲームや最新ゲームに挑戦したり、食べ物をいっぱい食べたりする番組である。

番組イベントは2018年8月18日にバスツアーを行っていたが、数百人のお客さんが会場に集まってのものは昨年のバースデーイベントぶり。それだけに、はらみーもいつも以上に気合が入って……という訳もなく、いつも通りに登場し、ゆるーくイベントの趣旨説明を行った。前年のイベントレポートでも記載したが、それがこのイベント、そして、はらみーの魅力なのである。

イベントの趣旨説明がいつもの調子で行われたのち、お友達のまりえってぃとるるきゃんが登壇。当日に販売されていたパーカーを着ていることなどを紹介した後は早速ひとつ目の企画「新年最強決定戦」を行った。本企画は2つのゲームに挑戦して、だれが最強なのか決めるというシンプルなもの。最初に3人が挑戦したのは「羽子板リフティング」と題したゲームだ。1度目は通常の羽子板、2度目はバドミントンのラケット、3度目は難易度が3段階に分かれたラケット(のようなもの)を使用して挑戦、その合計数で競い合い、回数の一番多かった人が3ポイント、2番目が2ポイント、最下位が1ポイントを獲得するというルールで行われた。

じゃんけんの結果、はらみー、まりえってぃ、るるきゃんの順番で競技を行うことが決まり、対決スタート。通常の羽子板では、はらみーが2回、まりえってぃが3回、るるきゃんが2回、続くバドミントンのラケットを使用しての挑戦では、はらみーが4回、まりえってぃが3回、るるきゃんが3回を記録する。競技中、るるきゃんがはらみーに対して「失礼ですけど、思っていたよりもできていて……(驚き)」と言ったり、るるきゃんのほうに羽を飛ばしたまりえってぃが「私の方に来ないでよ!」と発言したりすることもあったように思えたが、基本的には穏やかな空気のなかゲームは進行した。

はらみーが6回、るるきゃんが5回、まりえってぃが6回という状態で迎えた最終3度目の挑戦では、1~3の数字が書かれた封筒が用意される。どうやら封筒に書かれた数字が使用するラケット(のようなもの)の難易度を示しており、しかも、その数字が羽根をついた1回の得点(難易度3なら1回つくと3回と加算)にもなるという。最下位のるるきゃんが2を選択し、まりえってぃが3を、3を選びたかったものの、じゃんけんで負けたはらみーは1を選ぶこととなった。それぞれのラケット(のようなもの)は、はらみーがうちわ、るるきゃんが小さいチリトリ、まりえってぃがしゃもじ。トップバッターのはらみーは4回を記録し、続くるるきゃんは羽をつく距離が短すぎて一度は審議となったものの、再挑戦で3回(倍数で6回)つく。最後に挑戦したまりえってぃは、しゃもじに当たることもなくスカってしまい、まさかの0回という記録に。その結果、るるきゃんが1位、はらみーが2位、まりえってぃが3位となった。

続けて行われたのは、2019年にまつわるクイズ。こちらのクイズは1問正解する度に1ポイント獲得できるという方式で行われた。用意された問題と正解は以下の通り。

【問1】
Q.3月3日のひな祭りに東京を舞台にしたとあるスポーツ大会が開催されます。それは何?
A.東京マラソン
【問2】
Q.新元号が発表される4月1日はエイプリルフール。では、エイプリルフールの日本語訳は?
A.4月馬鹿
【問3】
Q.5月23日よりイギリスの英国博物館で展示される日本のカルチャーといえば?
A.マンガ
【問4】
Q.7月19日、新海誠監督の最新作「●●の子」が公開されます。「●●」は何?
A.天気
【問5】
Q.9月20日に「ラグビーワールドカップ」が日本で開催されますが、2015年のワールドカップで活躍された五郎丸歩選手の「五郎丸ポーズ」をして下さい。
A.人差し指の先を合わせて、右手の中指、薬指も立てつつ拳を合わせて両手を組み、精神統一するポーズ
【問6】
Q.10月1日に10%になるものは?
A.消費税

このクイズでは「未来からやってきた」と主張するまりえってぃが東京で行われるスポーツ大会を「ガンダムファイト」と答え、はらみーがエイプリルフールを『4月は君の嘘』と答えたほか、新海誠監督の最新作はこれまでと趣向が変わると予想し「バカの子」と回答。また、るるきゃんは、東京で行われるスポーツを「イースポーツ」とフリップに書いてまりえってぃに「全部カタカナで書く人は初めて見た」とツッコまれ、英国博物館に展示されるものは「マクロス」というヤックデカルチャーな回答をするなど、大喜利と言っても過言ではない答えをそれぞれが連発。結果的にはらみーが2問正解、まりえってぃが3問正解、るるきゃんが2問正解となった。

2つのゲームを行った合計は、るるきゃんが一歩リードとなり見事に優勝。その賞品として、既視感のあるトロフィーが渡された。トロフィーには以前の勝利者の名前が刻まれており、その栄誉が称えられた……が、るるきゃんは「賞品を期待していた自分が悲しい。でもありがとうございます」と素直な感想を述べ、本企画を締めくくった。