1万円を切った完全ワイヤレスイヤホンの実力派、「TE-D01e」

もう一つの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01e」は、AVIOTにおける門機です。9,241円(税別)という価格設定にも注目。使い方がシンプルで、音質にもこだわっています。カラバリはブラックとパールホワイト。2月9日にAVIOTのオンラインストア限定で発売されます。

  • アンダー1万円の実力機「TE-D01e」

TE-D01eには、クアルコムのBluetoothオーディオ用ICチップ「QCC3020」が搭載されています。バッテリー残量に応じて、左右イヤホンの親機をスイッチさせるロールスワッピング機能に対応するほか、高性能なDSPによって、音楽ソースが持っている魅力を効率よく引き出します。

駆動時の消費電力を最適化し、最大7時間の音楽再生が可能です。BluetoothのオーディオコーデックはTE-D01dと同じく、aptX/AAC/SBCに対応。新設計のアンテナによって、左右イヤホン間での音切れ発生を抑えています。

TE-D01eも、振動板にグラフェンを使った6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載しています。マテリアルのチューニングを変え、TE-D01dとも異なるTE-D01eならではの音作りを徹底しました。

TE-D01eをGoogle Pixel 3 XLにつないで試してみました。サイズ感からイメージできないほどエネルギッシュな音で、広々とした音場を描けるイヤホンです。むやみな味付けがなく、特にボーカルや楽器の音をとても素直に再現してくれます。これなら長時間のリスニングも聴き疲れしなそうです。

イヤホン本体はIPX4の防水性能を備えます。300mAhのバッテリーを内蔵したケースは、最大約2時間でフル充電にできます。日本語ボイスガイドも搭載。両耳での通話モニタリングや、クリアな音声通話もサポートしました。

音質・装着感・機能性、三拍子そろったワイヤレスイヤホン「WE-D01c」

左右の本体をケーブルでつなぐスタイルのワイヤレスイヤホンには、エントリーモデルの「WE-D01c」が加わりました。発売は2月1日で、カラバリはブラックとネイビー、ホワイトの3色。価格は4,611円(税別)で、ワイヤレスイヤホンのビギナーにも嬉しいお手頃価格を実現した、AVIOTのオンラインストア限定販売モデルです。

  • 左右イヤホン間をケーブルでつなぐワイヤレスイヤホン「WE-D01c」

剛性の高いアルミニウム製ハウジングに、6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載。Bluetoothのオーディオコーデックは、5,000円を切る価格帯のワイヤレスイヤホンとしては珍しく、SBCからAAC、aptXまで幅広くサポートしています。本体の防水性能はIPX7。夏に屋外で汗をかいたあとは、水で洗って汚れをきれいに落とせます。内蔵バッテリーによる連続再生時間は約6時間です。

WE-D01cもaptX接続に対応しているので、Google Pixel 3 XLにつないで聴いてみました。アルミハウジングのイヤホンらしい煌びやかなサウンドです。5,000円クラスのワイヤレスイヤホンではなかなか出会えない中高域の鋭い切れ味と、甘くリッチな余韻の響きが楽しめました。クラシックピアノやしっとりとした女性ボーカル中心の楽曲にとてもよく合います。

本体は身につけていることを忘れてしまうほど軽量。スポーツシーンでワイヤレスイヤホンを使ったことがない人はぜひ、WE-D01cを試してみることをおすすめします。

AVIOTの製品はすべて、長時間にわたって心地よい音楽リスニングを楽しめるよう、特定の帯域を強調せず、バランスのよい音作りを徹底しているそうです。バリュートレードの代表取締役社長 土山裕和氏は、AVIOTのコンセプトを「日本人による日本人のためのオーディオ」と定義し、ほかにない特徴としてアピールしています。土山氏は「AVIOTの認知は急速に広がりつつあります。2019年も積極的にラインナップを増やして、競争が激化するワイヤレスイヤホン市場に一石を投じたいと考えています。結果として、音楽ファンに魅力的なイヤホンの選択肢を数多く提案できるはず」と、期待を込めて語っていました。近々また、新しい製品発表もありそう。AVIOTの動向に今後も要注目です。

  • バリュートレードの土山氏