AIカメラで被写体を自動判別

AQUOS sense2のアウトカメラは約1,200万画素、インカメラは約800万画素。アウトカメラではAIモードが搭載されており、被写体を自動で認識し、最適な設定で撮影可能です。AIが判別できる被写体は、「人物(顔)」「料理」「花」「夕景」「花火」「QRコード」「白板・黒板」の7種類。認識した被写体は、シャッターボタンの上にアイコンで表示されます。「くっきり」「逆光」「モノクロ」などのモード、ホワイトバランスやISO感度を指定するマニュアルモードも楽しめます。

  • AQUOS sense2

    AIで「花」と認識されている場面です。シャッターボタンの上に、「花」のアイコンが出ます

  • AQUOS sense2

    撮影した花の写真。色が鮮やかに表現されています

  • AQUOS sense2

    「アルバム」では、色彩を強調していないオリジナル画像との比較もできます

  • AQUOS sense2

    食べ物と判定された写真です

  • AQUOS sense2

    夜景だとAIの判定はありませんでしたが、充分きれいに写りました

インカメラは広角カメラを採用し、自撮り用の美顔機能「AQUOS beauty」を利用可能。「美肌」「小顔」「色合い」「明るさ」「目」の加工を、それぞれ10段階で選べます。「背景ぼかし」や「マニュアル」などのモードも備えました。

  • AQUOS sense2

    インカメラで自撮り。自動で美顔加工が施されました。曇天でも、顔が明るく写っています

  • AQUOS sense2

    インカメラには「背景ぼかし」メニューがありますが、美顔加工との併用はできません

必要な機能がぜんぶ詰まってる高コスパスマホ

AQUOS sense2を2週間ほど試してみました。本体デザインは垢抜けないところもありますが、柔らかいパステルカラーをいくつもそろえているのは喜びたいところです。ケースの種類が少ないAndroidスマホでも、自分らしい端末が持てるのでうれしくなります。

はじめてスマホを使うシニアにもうれしい「かんたんモード」をはじめ、「のぞき見ブロック」など、日本メーカーらしいきめ細やかな設定が可能なのも、ガラケーから機種変更したユーザーにとってありがたいポイントでしょう。

アウトカメラは写真を盛りすぎることなく、それでいて色や明るさをうまく調整してくれました。インカメラでの美顔加工は、グローバルモデルのような不自然さもなく、ふんわりした印象で撮影できるため、大人の女性から支持を集めそうです。

なんといっても、防水とおサイフケータイがついて、端末価格が税込32,400円(auで一括払いで購入した場合)なので、かなりお買い得なスマホだと感じました。日本人の利用シーンを理解して設計されているAQUOS sense2なら、不満を抱くことも少ないと思います。AQUOS sense2は、お手ごろな価格でも妥協したくない人にオススメしたい端末です。