「新年の頭にネクストブレイク候補を発掘する」、マイナビニュース恒例の企画を今年も実行。年々、他サイトで似た記事も増えてきたが、ここでは「どこよりもフレッシュな先物買い」という観点から10人の若手女優を紹介していく。

セレクトのポイントは、最近の出演作で見せた可能性と、今後出演予定のラインナップ。次々に新星が誕生する女優業界で、今年ブレイクを果たすのは誰なのか?

“三刀流”のスーパー女子大生

  • 福地桃子

    福地桃子

  • 福本莉子

    福本莉子

1人目は、女優、映画監督、文筆家の“三刀流”で注目を集める小川紗良(22)。昨年は女優として映画4作、ドラマ2作に出演したが、強烈なインパクトを放ったのは、『ブラックスキャンダル』(日本テレビ系)。初回から枕営業を強いられる清純派女優・小嶋夏恋を体当たりで演じ、最後まで主人公に関わる重要な役割を果たした。

監督としては、是枝裕和監督から学びながら、手がけた3作すべてが映画祭に連続入選。さらに現役早大生ながら、メルマガやコラム執筆でも才能を発揮している。今年は女優として4月スタートの昼ドラ『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)に出演。同作は倉本聰が手がける年間ドラマであり、往年の名優ぞろいだけに、三刀流への大きな刺激になるだろう。

2人目は、4月1日スタートの朝ドラ『なつぞら』(NHK)でヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の親友・柴田夕見子を演じる福地桃子(21)。「ヒロインの親友」というブレイク必至のポジションである上に、「なつが引き取られた家の娘で、実の姉妹以上に仲がいい」という設定も好感度が高い。

昨年は『あなたには帰る家がある』(TBS系)、『チア☆ダン』(TBS系)の2作にレギュラー出演するなど飛躍の足掛かりはガッチリ。当初は「哀川翔の娘」という二世タレント扱いだったが、昨年ブレイクした趣里に続いて二世女優としての評価を確立するのではないか。

3人目は浜辺美波、上白石萌音・萌歌姉妹ら若手女優の躍進が続く東宝芸能の福本莉子(18)。昨年は『のみとり侍』『センセイ君主』の映画2作に出演したほか、初舞台『魔女の宅急便』で主演を務めるなど、女優として順調なスタートを切った。

今年は1月から『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレ朝系)にレギュラー出演するなど、その顔と名前を広める一年になりそう。15歳で「東宝シンデレラグランプリ」を獲得した逸材であり、今春で高校を卒業するだけに、業界の期待値は高い。

「あの美少女は誰?」とザワつかせた3人

  • 黒崎レイナ

    黒崎レイナ

  • 箭内夢菜

    箭内夢菜

  • 白石聖

    白石聖

4人目は、『仮面ライダーエグゼイド』(テレ朝系)への出演が印象深い黒崎レイナ(20)。昨年は『中学聖日記』(TBS系)と映画1作に出演したほか、『スカッとジャパン』(フジテレビ系)、『THE突破ファイル』(日テレ系)などの俳優を起用した再現ドラマにも出演し、美少女ぶりを見せつけながら知名度を上げた。

今年は1月から『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)に出演するなど、いよいよ女優業を本格化。『ニコラ』『Seventeen』のモデルを務めていただけに女性層の支持も厚く、キャスティングのチャンスは増えるだろう。

5人目は、現役『Seventeen』モデルの箭内夢菜(18)。昨年は『チア☆ダン』(TBS系)の主要キャストとして同世代女優が集まる中で経験を積んだほか、森永乳業「蜜と雪」、コロプラ「バクレツモンスター」など数多くのCMに出演し、「あの美少女は誰?」とネット上をザワつかせた。

今年は1月スタートの『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日テレ系)、2月公開の映画『雪の華』に連続出演。愛らしいルックスとキャラクターはラブコメにハマるだけに、多くのキャスティング会議で名前が挙がるはずだ。

6人目は、箭内と同様に昨年、「あの美少女は誰?」とネット上をザワつかせた白石聖(20)。女優デビューした2016~2017年はスポット出演ばかりだったが、昨年は『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日テレ系)で実質的なセカンドヒロインに抜てき。さらに『PRINCE OF LEGEND』(日テレ系)、『キミの墓石を建てに行こう。』(フジテレビTWO)の両作でヒロインを務めた。

今年に入っても、熱狂的なファンを持つ桂正和の漫画原作ドラマ『I”s』(BSスカパー)と、映画版『PRINCE OF LEGEND』の両作でヒロインを演じる。昨年4月からラジオ『白石聖のわたくしごとですが…』(文化放送)のパーソナリティに挑戦し、ファンの心をガッチリつかんでいるのも大きい。