――ツクヨミといえば長い黒髪が非常に素敵ですが、メンテナンスは大変なのではないですか。美しい髪の維持で心がけていることがあれば教えてください。
よく「ウィッグですか?」と尋ねられるのですが、地毛です(笑)。もともと、ロングヘアにしていることが好きなんです。ショートよりもロングのほうが、メンテナンスが楽だと思っているんですよ。短くしているとクセ毛になってしまうし、髪がはねてしまうのですが、ロングだと髪の重さで自然とまっすぐな状態を維持できるんです。
長年伸ばしていると痛みも出てきますので、ときどき毛先を切っているんですけれど、ツクヨミ役をいただいてからは、メンテナンスにもいっそう気をつけるようにしています。今年の夏ごろ、以前お仕事でご一緒したヘアメイクさんがいらっしゃる美容室に行ったんですが、今まで行った美容室の中でいちばん髪の毛がしっとりするし、その状態が長くもつし、ということで大好きになってしまいました。今はそのお店に、月1度は行っています。他にも、髪のメンテナンスそのものが好きでやっていますので、ツクヨミのロングヘアが「キレイですね」と言われると、とってもうれしいんです。
――映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』では、ジオウ、ビルドの他に歴代平成仮面ライダーが結集することが大きなポイントとなっています。大幡さんがお好きな仮面ライダー、あるいは気になっている仮面ライダーは誰でしょうか。
第3、4話でご一緒した仮面ライダーエグゼイドですね。もともと他の仮面ライダーも観ていて、知ってはいたんですけれど、エグゼイドは他と違ってデザインがポップですし、ゲームの世界で戦いますし……私にとってはもう「驚き」しかない仮面ライダーなんですよ。第3、4話では、エグゼイド/宝生永夢役の飯島寛騎さんによる「変身」をナマで観ることができまして、これが本当に衝撃的でした! 普段はちょっとヘタレっぽい永夢さんが、「大変身!」と叫んでポーズを決めているところ。自分の中で「なんてカッコいいんだ!」と思っていました。あの変身シーンはモニター画面で観たり、生で観たり、交互に行き来をしていました(笑)。
――映画の前半では、時空の歪みによってツクヨミが「現代のふつうの女子高生」となって登場するそうですね。いつもと違うツクヨミを演じられたときのご感想をお願いします。
そうなんです。前半ではこのマントも着けてなくて、ふつうに学校の制服を着て生活しているんです。ツクヨミはけっこう、クールで真面目っていうイメージがあるんですけれど、そのキャラも全部変わってしまいます。最初はギャルっぽい感じで、なおかつ頭がいい、みたいなイメージのキャラクターにしようと考えたのですが、監督と相談しながら「ちょっと成績の良くない女の子」という風になりました。
いつもとまったく違うツクヨミを見たソウゴとゲイツの反応もすごく面白いですし、演じる側としても楽しく、新鮮な演技ができました。あまりにもひん曲がった性格のツクヨミになってしまいましたので、ファンの方に嫌われないか心配です。あくまでも、本当のツクヨミではないですので、嫌いにならないでほしいです(笑)。
――最後に、大幡さんがおすすめされる『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』の見どころを教えてください。
やっぱり、ソウゴと戦兎のダブル変身が最高の見どころだと思います。このシーンも監督と一緒に脇のモニターで観ていたんですけれど、一発でOKだったんです。「(2人の動きが)ピッタリだな」っていう監督の声が聞こえてきましたから。私もびっくりして、2人の呼吸がバッチリ合っているんだと思い、なんだかうれしい気持ちになりました。ぜひたくさんの人に映画を楽しんでもらいたいです!
映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER』は現在大ヒット公開中。なお、マイナビニュースでは平成仮面ライダー20作を記念した『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』大特集を展開している。
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