米Mozillaは、12月11日(米国時間)にFirefoxの新バージョンとなる「Firefox 64」をリリースした。前バージョンの63からは、63.0.1と63.0.3がリリースされている(63.0.2はスキップされたようだ)。10月31日にリリースされた63.0.1では、3つの問題が修正が行われた。
- 新規タブページ(about:home)などの表示の際に、「スニペット」が読み込めない問題
- 印刷プレビューがつねに30%の縮尺で表示される問題
- 複数のウィンドウを閉じる際の確認ダイアログにおいて、置換されていない「%1」「$S」などのプレースホルダーが表示される問題(日本語およびそれ以外のロケール)
11月15日にリリースされた61.0.3では、以下の問題の修正が行われた。
- 非常に短時間のゲームプレイの後にUnityで作成されたWebGLを使用したゲームが停止する問題
- 特定のプロキシ設定において、ページの読み込みが遅延する問題
- バックグラウンドタブでビデオの問題を引き起こすために、デフォルトでHTTPレスポンススロットリングを無効にする問題
- マグネットリンクが開かない問題(マグネットリンクとは、ファイル共有のための情報が書かれたリンクのこと)
- 複数のクラッシュに関する問題
Firefox 64のインストール
すでに自動アップデートが可能な状況になっているが、ここでは手動でアップデートする方法を説明したい。Firefoxメニューの[ヘルプ]→[Firefoxについて]を開くと更新が自動的に開始される。[再起動してFirefoxを更新]をクリックする(図1)。
アップデート後のFirefox 64は、図2のようになる。
新規に、Firefox 64をインストールする場合、FirefoxのWebページからインストーラをダウンロードする(図3)。
[今すぐダウンロード]をクリックし、保存したファイルをダブルクリックして、インストールを開始する(図4)。
画面の指示に従い、インストールを進めてほしい。