11月は、スマートスピーカーの新製品は海外で発表されたFacebookの「Portal」「Portal+」くらいで、どちらかというと期末にかけての各社の割引セールが目立っていましたが、そんな中、今後につながる動きが見られたのがLINEです。
まずひとつは、同社「Clova Home」の対応拡大です。10月にイッツ・コミュニケーションズの「インテリジェントホーム」に対応したのに続き、この11月はシャープのクラウドサービス「COCORO AIR」「COCORO WASH」との連携が発表されました。具体的には、同社のプラズマクラスターエアコンや加湿空気清浄機などが、Clovaからコントロール可能になります。
もうひとつ、Clovaの強みであるLINEメッセージの送受信機能では、Clova本体で作成したアカウント以外に、スマホなどで使用している個人アカウントも使えるようにする施策も発表されました。
【事前告知】LINEメッセージのアカウント利用変更について
— LINE Clova (@LINE_Clova) 2018年11月19日
2018年11月26日(月)に、LINEメッセージを送受信するアカウントの利用方法を変更致します。
11月26日以降、今までの「家族アカウント」が利用不可となります。
(続く)
これと並行して、これまで「家族アカウント」と呼ばれていた、Clova独自のアカウントが利用できなくなり、あらためて専用アカウントの作成が必要となりました。つまり従来のシステムをそのまま使い続けられなくなったわけで、バックグラウンドで何かしら大きなシステムの入れ替えがあったことがうかがえます。
ちなみに、同社スマートスピーカーの初代モデル「Clova WAVE」だけは例外として、個人アカウントは今後も利用できず、Clova専用アカウントのみの対応となるとのことです。「Clova WAVE」は期末セールでは7割引という破格値で販売されていますが、購入前にこうした制限があることは知っておいたほうがよさそうです。