宇宙スパコンを展示したHPE

Hewlett Packard Enterprise(HPE)はNASAに協力して、ISS(国際宇宙ステーション)にコンピュータを搭載して宇宙でのHPCの実験を続けてきており、その、宇宙でもエラーなく動作したというコンピュータを展示していた。

ブースの写真を見ると横倒しの円筒状になっているが、これはISSに似せて作られているからである。

  • ISSを模した部屋を作り宇宙でHPCの実験環境を展示

    HPEはISSを模した部屋を作り宇宙でHPCの実験環境を展示した

それ以外にもHPEの各種スパコンも展示していた。次の写真はThunder X2 armプロセサを使うApollo 70スパコンの計算ノードである。

  • HPEのApollo 70スパコンの計算ノード

    CaviumのThunder X2 Armプロセサを搭載するHPEのApollo 70スパコンの計算ノード

Armプロセサを供給するMarvell

HPEのApollo 70のついでに、Apollo 70のCPUを供給するMarvellのブースを紹介する。Thunder X2 CPUを開発したのはCaviumであるが、Caviumは買収されてしまい今はMarvellの一部になっている。ということで、前回までのCaviumのブースとは変わって黒を基調としたブースになった。

MarvellはCaviumの通信LSIビジネスには興味があるが、Arm CPUはお荷物で売りに出されるのではないかというような観測もでていたので、説明員に質問してみると、「Thunder Xの開発などの状況は変わっていない。自分はハッピーだ」という回答であった。

  • Marvellのブース

    Thunder X2 Armプロセサを供給するMarvellのブース

7nm EPYCとVegaを前面に出したAMD

当然だが、AMDはIntelやNVIDIAに対抗して、7nmプロセスで製造するEPYC CPUとVega GPUを前面に出した展示を行っていた。

  • AMDブース

    7nmプロセスのEPYC CPUとVega GPUを前面に出したAMDブース

高密度サーバを展示していたDELL Technologies

左側の青く光っているラックは、水冷の1Uサーバをびっしりと詰め込んだDellの高密度サーバである。

  • DELL Technologiesのブース

    パソコン、サーバで大手のDELL Technologiesのブース。面白そうなものも無さそうで、ほとんど素通りしてしまった

高性能ストレージの定番 Data Direct Networks

高性能ストレージでスパコンシステムの定番となった感のあるData Direct Networks(DDN)のブース。真っ赤な筐体と独特の前面パネルで、遠くからでも良くわかる。

  • Data Direct Networksのブース

    Data Direct Networksの最高速のNVMeフラッシュストレージとAI対応データセンター向けと銘打ったA3Iプラットフォーム

200Gbpsのネットワークアダプタを展示したMellanox

InfiniBandのトップメーカーのMellanoxは、新開発の200Gbpsの通信速度を持つConnectX-6 HCAを展示していた。

  • Mellanoxのブース

    InfiniBandトップメーカーのMellanoxのブース

  • 200Gbpsの通信速度を誇るConnectX-6通信アダプタ

    新開発の200Gbpsの通信速度を誇るConnectX-6通信アダプタ