さて本製品最大の売りはなんと言ってもパフォーマンス。早速ベンチマークを見てみましょう。今回は「AnTuTu Benchmark」を、「Xモード」のオンオフ、外付けクーラーユニット「AeroActive Coller」の装着・未装着を組み合わせた4パターンで実施してみました。ちなみに「Xモード」は、バックグラウンドメモリの解放、メモリ消費防止や、ゲームアプリパフォーマンスを向上させるモードの呼び名です。
最も高いスコアを期待できる「Xモードあり、AeroActive Coolerあり」という条件で、トータルスコアは「299006」を記録しました。これは記事掲載時点(11月25日)のAnTuTu Benchmarkのランキングで2位に入るスコアです。1位の「HUAWEI Mate 20 Pro」には「10622」差がつけられてはいますが、ROG PhoneがAndroidスマホのなかで最上位クラスのパフォーマンスを備えていることは間違いありません。
その一方で、AeroActive Coolerのありなしでは約1万のスコア差がついたものの、Xモードのありなしは計測誤差レベルの違いしか見られませんでした。今回はベンチマーク実行前にほかのアプリをすべて終了したのですが、手動でメモリを解放した場合には、Xモードを有効にしてもパフォーマンスがさらに向上することはないようです。
■Xモード、AeroActive Coolerの効果をチェック | ||||
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Xモードあり | Xモードなし | |||
AeroActive Coolerあり | AeroActive Coolerなし | AeroActive Coolerあり | AeroActive Coolerなし | |
1回目 | 295291 | 292459 | 294379 | 288719 |
2回目 | 299006 | 286321 | 298672 | 288529 |
3回目 | 296875 | 283281 | 298208 | 285577 |
平均 | 297057 | 287354 | 297086 | 287608 |
超音波タッチセンサーの「AirTrigger」が便利すぎ
パフォーマンス以上に気に入ったのが超音波タッチセンサー「AirTrigger」。横持ちしたときに、人差し指の位置の側面をタップすると、いわゆる「L1」、「R1」の物理ボタンの代わりに機能するのですが、画面上の好きな位置のタップ操作に割り当てられるんですね。
にわか「PUBG mobile」プレイヤーのワタシは画面操作だけだと誤射して場所バレしたり、逆に撃とう焦ったらしゃがんじゃったりしていたのですが、ROG Phoneでプレイするようになってから、かなり「キル数」が向上しました。
タブレット端末の大画面プレイと、AirTriggerの直感的操作のどちらを選ぶかは悩ましいところですが、数日試行錯誤したうえの現時点の結論としては、ROG Phoneプラス「ハズキルーペ」が現時点で個人的ベスト装備だと判断しています。
実は、AirTriggerってゲームアプリ以外でも使えるんですよね。たとえば、プリインストールの「カメラ」アプリはゲームプロファイルに現れないので利用できませんが、サードパーティー製カメラアプリなら、AirTriggerをカメラ切り替えやシャッターなどに設定可能。アイデア次第で応用範囲が広がりそうです。