ディスプレイは、アスペクト比が19.5:9、表示解像度が2,340×1,080ドットの6.4型有機ELパネルを採用している。いわゆる「フルHD+」表示の縦長ディスプレイは、ミドルレンジ製品でも広がっているが、有機ELパネルを採用する例は非常に少なく、R17 Neoの大きな魅力のひとつだ。
また、ディスプレイ上部にはインカメラがあり、インカメラを囲むようにノッチが存在する。このノッチは、インカメラを囲む最小限のサイズに抑えられるよう、カーブを組み合わせた水滴型となっている。横幅の広いノッチに比べると存在感は希薄で、思ったほど気にならないという印象だ。
本体の左右側面はもちろん、上下側面もベゼル幅が狭められており、前面に対する画面占有率は実に91%に達している。実際に前面はほとんどが表示部という印象で、映像やゲームに、Webにと没頭できそうだ。
ディスプレイの表示品質は、さすが有機ELパネルといった印象。鮮やかな発色に加えて、コントラスト比も優れており、非常にメリハリのある映像が楽しめる。実際に映像コンテンツを表示させた場合でも、明るい場面はもちろん、暗い場面でもグラデーションが潰れていない。
残念なのは、スピーカーが底面のみのモノラルとなっている点だ。イヤホンなどを利用すればいいのだが、本体のみで音楽や動画を再生する場面も少なくはないので、惜しいところだった。