――じろうさんは、メインキャストの皆さんが出演する動画「ヤンキー1分クッキング」の構成も担当されていますよね。あれも、セリフとアドリブの境界線が分からない感じです。
じろう:セリフはパーッと書いてあるんですけど、あとはもうその場のノリでやってくださいって丸投げしちゃいました。使う具の指定も「なんとなくでやってください」みたいな(笑)
――その動画でも活躍されている主演の賀来賢人さんの印象はいかがですか?
長谷川:カッくんは、本当にいろんな出演者に気をつかいながら盛り上げてくれてますね。でも、1時間に1回ぐらい遠い目をしてるので、プレッシャーとか背負ってるんだなぁと思います。それを見て「大変だなぁ」と思いながら、僕らはヘラヘラしてましたけど(笑)
――他の役者さんたちはいかがでしたか?
長谷川:若月(佑美)ちゃんが頑張ってましたね。一番ヤンキー顔してるなと思いました(笑)。あと、みんなアクションがすごいんですけど、清野(菜名)さんだけは腰の入り方が違うなって思いましたよね。
職員室メンバーで唯一のアクション
――それでは最後に、今後のご自身の役柄の見どころを教えてください。
長谷川:ドラマではあまり見ない会心のツッコミを見ていただけたらと思います。相方やムロさんが何かしらやってくるので、お笑いのトーンで行きたい自分と、これはドラマのトーンで行かなきゃダメだぞっていう葛藤を抱えているところを見ていただければ。
――あの竹刀が活躍する場面も出てきますか?
長谷川:途中から『座頭市』の勝新(太郎)さんみたいに持ちだすんですけど、それは誰もいじってもツッコんでもくれません。最終回までスベり続けるので、もしよかったらそこも追っていただければ(笑)
じろう:僕はこれまでは息抜きコーナーっぽい感じで出てきましたけど、6話(11月18日放送)だけ「なんかこいつやたら出てくるな」っていう回になります。なぜか覚醒するんです。アクションシーンもあります。
――練習もされたんですか?
じろう:はい。ちゃんとアクション指導の方に教わりました。「今回はこいつ、オマケじゃねぁな?」っていう回になるので、そこを見てください。
長谷川:職員室のメンバーで唯一アクションをやった人じゃないですかね。だいたい授業してるか、職員室にいるので。ムロさんがたまに土手を歩きますけど(笑)
――あの格好(金八先生風)ですから、やはり土手は歩かないといけないですよね。
長谷川:僕らも1回だけ土手での登校シーンがあったんですけど、そこですごいダッシュさせられました。カットかかってるのに、みんなで本気で走るみたいなのが始まって、引くくらい心臓が痛くて、膝もガクガクになったのを覚えています。全力の40代のおじさんたちがダッシュする場面がどこかで出てくると思うので、ぜひ見ていただきたいと思います。