俳優の高橋一生が3日、台湾で現地のファンから熱い視線を浴びた。主演ドラマ『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の海外プロモーションの一環として、撮影の合間を縫って訪問したもので、台北市内のホテルで記者会見とファンミーティングが行われたのだ。そんな高橋を現地で直撃し、きょう6日に放送される第5話の見どころや作品に対する思いを聞いた――。
『民王』から注目の記者も
『僕らは奇跡でできている』は、台湾でも放送中の人気作品のひとつ。今回のイベントは、日本の最新ドラマなどを扱う総合エンタテイメントチャンネル「WAKUWAKU JAPAN」台湾開局2周年を記念して開催されたもので、台湾においても人気が高い高橋は「男神」(憧れられている神様のような男性)と呼ばれ、「チャーミングで知性あふれる俳優」と見られているようだ。
今回のPRイベントには台湾の一般視聴者から3,100人もの応募が殺到し、その中から選ばれた約100人のファンが参加。この30倍という倍率をイベント前の高橋に伝えると、「ただただ本当にありがたいことです」と驚きながらも、「より多くの方に観ていただけるきっかけになってくれればうれしいです。WAKUWAKU JAPANさんのおかげで、台湾に足を運ぶ機会をもらい、生まれて初めての海外イベントになり、良い経験になりそうです」と期待を述べた。
台湾の「WAKUWAKU JAPAN」チャンネルでは、10月から3カ月にわたり、過去の出演作をラインナップした「高橋一生」特集も組まれ、『僕らは奇跡でできている』はイチオシドラマとして大きく取り扱われている。イベントに出席した台湾メディアの記者は「ドラマ『民王』から高橋一生さんに注目しています。日本には多種多様なドラマがあり、いろいろなキャラクターを演じる役者さん自身の魅力も増す作品が多いのではないでしょうか」と話していた。
『僕キセ』一輝が台湾に来たら…
海外も注目する同作品。周囲の反響について高橋に聞くと、「ちょっと特異なドラマですが、いろいろな感想が聞こえてくることを普段からうれしく思っています。海外から届く手紙も多く、興味深く感想を読ませていただいています」と笑顔を見せながら、「面白がってもらうことがとにかく多いです。疎遠だった方から連絡をいただくこともあり、そういう意味でも特異だと思います。グッと胸にくるものが、多くあるからでしょうか。気づきを与えてくれる、そんなドラマです」と続けた。
台湾は初めてという高橋に「役柄の一輝だったら、台湾でどんな楽しみ方をすると思うか?」と聞いてみると、「興味がおもむくままに、ただひたすら街を歩くのではないでしょうか。興味の矛先は動物に限らないかもしれないです。台湾にはフィールドワークで来る可能性も十分にありますね(笑)」と想像。自身としては「台湾現地の方も訪れる夜市に行ってみたいです」と話し、劇中でみせる一輝のような表情で、台湾の街や人に好奇心を示していた。