――将来的には雀荘経営も視野に考えているそうですね。
最近、考えるようになりました。麻雀は面白いですが、趣味のままで終わらせたらもったいないなと思って。もちろんプロを目指すという道もあると思いますが、それとは別に雀荘を経営できたら面白いんじゃないかなと。
――女性を引き込む狙いも?
私自身が新しい層だと思うのでなんとも言えないですが、自分がもっと強くなった時に……妹が高2なんですが麻雀を教えたらすごく楽しんでくれて。それがとってもうれしかったので、私よりも下の世代の女の子にも広めていきたい気持ちはあります。
普通のゲームだとルールさえ覚えれば誰でもできると思うんですけど、麻雀は奥が深くて、ルールを覚えるだけでは強くなりません。「もっと上! もっと上!」という向上心を芽生えさせてくれるゲームだと思います。
爆守備と運が武器
――役満が待ち遠しいですね(笑)。
そうなんです。上がったことがあるのは数え役満だけで……。
――数え役満でも充分すごいですよ!
一緒にやっていた人がビックリしていました(笑)。その日はひどかったんですよ。ボロ負けしてて絶対に勝てない……あきらめかけていた時、南四局の親で確かハイテイだったと思います。
――これは、相当引きが強そうだ(笑)。
AbemaTVの対局に出た時も、「それ違う!」みたいなメッセージを結構いただくんですが、ツモってしまったり(笑)。
――劇中にはいろいろなキャラクターが登場しますが、誰のタイプに近いですか?
爆守備と運が武器なので、鉄壁保(矢本悠馬)と当大介(高崎翔太)。すぐ降りるので振り込むことは少ないです。でも、行くときは行っちゃう(笑)。
――私は爆爆守備なんですよ。ベタオリです。
そうなんですね(笑)。でも、いちばん安全ですよね。
――麻雀は性格が表れると言いますよね。
私も何事も爆守備。そんな簡単にだまされないようにするというか、どちらかと言うと疑いから入るタイプです。友達にも自分の悩みをあまり話さず、相談することもほとんどないです。守備の女(笑)。
卒業時「本当にやりたいこと」の意味
――アイドルグループ・放課後プリンセスを離れて1年半。約半年の休業もありましたが、そういった人生の選択も、自分だけで決めてきたんですか?
人に聞くよりも、自分で考えて決めることが多いです。ただ、卒業の決断は悩みすぎたので、占いには頼りました。さすがに自分だけでは決められなくて。占いで的確なアドバイスをしていただいて、それをふまえて自分の考えをまとめました。
――卒業発表時のコメントには「自分が本当にやりたいものは何なのかしっかり考えて次のステップに進めたらいいなと思っています」と書かれていました。「本当にやりたいこと」は休業中から現在に至るまで具体的に見えてきましたか?
お芝居も「本当にやりたこと」の1つで前からやりたいと思っていましたが、実績がないからきっかけもなかなかなくて。今回の作品によって、1歩ステップアップできたんじゃないかなと思います。でも、このメンバーの中に入るのは、ものすごくプレッシャーでした。本当に出ることができてよかったです。とても勉強になりました。
――ブログには、ファンへの感謝の気持ちがつづられている投稿もありました。
常にファンの方々には感謝しています。みなさん、「まりちゅう、がんばれ!」といつも応援してくださっているので。アイドル時代は頻繁に交流のタイミングがありましたが、卒業をするとどうしても減ってしまいます……それでも好きでいてくれるファンの方々には感謝しかないです。
――ファンのコメントや手紙で印象に残っている言葉はありますか?
たくさんあります。「まりちゅうのおかげで人生が変わった」とか、「光が見えた」「がんばろうと思えた」みたいに、その人の人生に影響を与えることができて、そういうコメントや手紙を見ると、うれしすぎて泣いてしまいます。芸能人であることの根っこの部分というか、やっぱりファンがいてこその私だと思います。