スマートスピーカー「Bose Home Speaker 500」も、10月にボーズが発売したばかりの新製品です。価格は50,760円(税込)。トリプルブラックとラックスシルバーの2色のバリエーションをそろえました。

  • Alexa対応のスマートスピーカー「Bose Home Speaker 500」。Amazon Music Unlimitedのコンテンツ再生時に、フロントのカラー液晶にジャケ写表示が可能

  • 2つのカラバリ

Alexa対応のスマートスピーカーは本家のアマゾン以外にも、いくつかのオーディオブランドから発売されています。Bose Home Speaker 500もその音質には要注目の製品です。

上から見ると楕円形のかたちをしたアルミニウムの筐体には、左右向きに1台ずつのカスタム設計されたスピーカーユニットが背中合わせに配置されています。部屋の壁側に寄せたりコーナーに置くと、ドライバーから放出された音が反射してさらに広がり豊かなサウンドが部屋を包み込んでくれます。

体験会では、Amazon Music Unlimitedで配信中の音楽コンテンツを試聴。中低域の底力、高域の透明感と伸びやかさがAmazonのEchoシリーズと比べて格段に高く、さすがにオーディオメーカーのスマートスピーカーらしい貫禄が伝わってきました。

ボーカルや楽器の音色に歪みがなく、すっと心地よく耳に馴染んでくる自然なサウンドはじっくりと聴き込む価値ありです。音場も豊かにきめ細かく広がるので、BGMとして“ながら聴き”を気軽に楽しんでもよいかと思います。

  • 本体の天面にタッチセンサーコントローラーと8基のユニットによるマイクアレイが内蔵されています

Bose Home Speaker 500も、天面に8基のマイクによるアレイシステムを内蔵しています。比較的大きめのボリュームで音楽を再生しているときも、大声を張り上げずにAlexaへの音声コマンドを正確にピックアップしてくれました。なお、本機もモバイルアプリのBose Musicとスマホによるリモコン操作に対応したほか、天面にはタッチパネルコントローラーを内蔵しています。

音楽ソースは、Wi-Fi、Bluetooth、ステレオミニ端子による外部音声入力に対応しています。2019年初頭には本体のソフトウェア更新によってアップルの「AirPlay 2」によるマルチルームオーディオ再生も可能になるそうなので楽しみです。

Amazon Musicの再生中には、本体の前面に配置したカラー液晶ディスプレイに、再生中の作品のカバーアートや楽曲情報が表示できるのも良いところ。音楽を再生していないときは、室内にさりげなく馴染むデザインも満足度十分。長く愛用できるスマートスピーカーが登場しました。