「ワンちゃん」「ネコちゃん」がいても安心
もう1つ注目したいのが、新しく搭載されたペット専用運転モード。シャープの調査では、40代~60代の2割以上がイヌやネコを飼っているといいます。室内でペットを飼っていると気になるのがペットのニオイです。
自宅で飼っているネコちゃんやワンちゃんをアプリに登録すると、ペット専用運転モードを使えます。ペット専用運転時は、通常よりもセンサー感度を高めて、気になるペットのニオイを強力にキャッチ。消臭や除菌に力を発揮するプラズマクラスターも多めに放出します。ペットは一般的に、人間よりも湿度が低いほうが快適だといわれているため、標準的なおまかせ運転よりもやや低い(40%~60%)になるよう調節します。
イヌとネコでそれぞれ異なる運転ができるのも面白いポイント。たとえば「ネコちゃんおまかせ」運転では、運転前にチャイルドロックの設定をオススメしてくれるため、ネコが飛び乗って空気清浄機が誤動作することを防げます。
イヌとネコでは快適に感じる温度が異なる点にも配慮しました。ワンちゃんおまかせ運転では、室温が一定以上になるとルーバーがスイングし、扇風機のような動きをします。ネコちゃんおまかせモードでは、室温が下がるとルーバーが閉まり、ネコが風を感じないようにしてくれるのです(ルーバー制御はKI-JP100とKI-JX75のみ)。
また、ペットを飼っているユーザーにとってうれしいのが、スマートフォン連携により温度や湿度を外出先からもチェックできること。猛暑や厳寒時は「部屋のエアコンがまちがって消えていないかな」と心配になることがありますが、今回シャープが発表した空気清浄機ならどこでも自宅の環境をチェック可能です。
あらかじめ設定しておいた温度になったらスマートフォンにお知らせする、といった機能も用意。たとえば30度に設定しておけば、室温が30度を超えたときにスマートフォンに通知が届き、「部屋が暑くなっている」とわかります。ペットを飼っているユーザーには、かなり心強い機能だと感じました。
プラズマクラスターもお忘れなく
シャープの空気清浄機で忘れてはいけないのが、独自のイオン技術「プラズマクラスター」です。プラズマクラスターは除菌や消臭などの効果がありますが、なかでもKI-JP100に搭載された「プラズマクラスターNEXT」(1立方センチメートルあたり約50,000個のイオンを放出)は、おむつやペットシートにこびりついた排せつ物のニオイ「付着排せつ臭」に対する効果が実証されています。
KI-JP100以外のモデルは「プラズマクラスター25000」に対応。付着排せつ臭への効果はうたっていませんが、前方に高濃度のプラズマクラスターを放出する「プラズマクラスターパワフルショット」によるスポット消臭で、付着排せつ臭も軽減できます。ペットのいる家庭なら、トイレシートのそばに設置するとかなり効果的でしょう。
今回発表された4モデルともに、価格はオープン。推定市場価格は、プラズマクラスターの適用畳数が約23畳の「KI-JP100」が130,000円前後(税別)、約21畳の「KI-JX75」が85,000円前後(税別)、16畳の「KI-JS70」が65,000円前後(税別)、13畳の「KI-JS50」が55,000円前後(税別)です。