シャープは10月11日、プラズマクラスター対応の加湿空気清浄機を4モデル発表しました。新モデルの特徴は、無線LAN経由でスマートフォンと連携できること。そして、「ワンちゃんおまかせ運転」「ネコちゃんおまかせ運転」というペット専用モードの搭載です。
なにもせずともAIが「快適」を作り出す
4モデルそれぞれ適用床面積や機能が少し異なりますが、共通するのがシャープのAIoTサービス「COCORO AIR」をサポートすること。COCORO AIRは無線LAN経由でインターネットとつながり、クラウドのAI(人工知能)がユーザーの生活パターンを学習します。
本体に内蔵された温度・湿度・照度・ホコリ・ニオイ・人感センサー(人感センサーはKI-JP100のみ)で部屋の空気データを収集・分析するほか、ユーザーの利用傾向なども学習します。屋外の温度や湿度、天気、花粉の飛散状況などもクラウド上から収集し、最適な運転に自動で切り替えられるのが特徴です。
たとえば、ユーザーの食事時間を学習し、食事の時間に先回りして脱臭をはじめたり、仕事や学校で家に人がいない間に音が大きい「強モード」で部屋を浄化したり、寝る時間には静かに運転したりといった制御を自動でやってくれます。シャープによると、ほとんどのユーザーは、ひとたび空気清浄機を動作させると、あとは電源のON/OFFくらいしかしないそう。そこで、AIが部屋の状況を学習して、ユーザーがなにもしなくても快適な環境をつくるのです。
スマートフォンと連携し、外出先から空気清浄機を操作することも可能。なかでも面白いのが「位置情報連携設定」。家から一定以上離れたり、近づいたりしたときに、自動で空気清浄機の運転を制御します。たとえば、仕事から帰宅して家に近づいたら「加湿」機能を入れて、帰宅したら部屋が快適にうるおっている状態にする、といった運転制御を自動で行ってくれるのです。