10分の時短コースも
今年度(2018年度)モデルの特長として、超音波ウォッシャーとマイクロ高圧洗浄を組み合わせた「時短コース(10分洗濯)」も訴求していました。超音波ウォッシャーは、部分洗い用のハンディ音波振動洗浄機。バッテリーを搭載し、持ち歩きも可能となっている製品です。
時短コース(10分洗濯)とは、洗濯前に超音波ウォッシャーで衣類の汚れを落とし、時短コース(10分洗濯)を選ぶと時短になります、という内容です。ES-W111では、トビラを開けた本体下部に超音波ウォッシャーを標準搭載し、充電もここで行います。洗濯前に食べこぼしや襟袖の皮脂汚れといった部分汚れを超音波ウォッシャーで落としておくと、普通の洗濯だけでは落ちにくい汚れをキレイに落とせます。
マイクロ高圧洗浄は、高圧シャワーノズルから毎秒約100万個以上の微細な水滴を衣類に噴射して汚れをはじき、すすぎ時に洗剤カスを残しにくくする機能。超音波ウォッシャーと組み合わせれば、短い洗濯時間でも洗濯物がキレイになるというわけです。
ES-W111は、洗濯容量が11kgと大容量なことやスタイリッシュなデザイン、超音波ウォッシャーの標準搭載など、世代を問わずファミリーに愛されそうな製品です。ですがCOCORO WASHを利用するには、Wi-Fi環境とインターネット接続が必要。自宅にインターネット回線を引いていない家庭には、COCORO WASHに対応していない洗濯乾燥機をオススメします。
しかし今の若い子育て世代にとって、Wi-Fiやスマホはもはや当たり前。天気に応じた洗濯のやり方をナビゲーションしてくれたり、洗濯終了をスマホに知らせてくれたりする点は、大きな魅力だと感じる人も多いのではないでしょうか。
ちなみに昨年(2017年)モデルから変わったデザインが、ドアの取っ手。2017年モデルで、右開きか左開きか分かりにくいという声があったため、取っ手をつけて分かりやすくしたとのことです。細かなところまで目を配る、シャープらしいポイントだと感じました。
主な仕様は、洗濯容量11.0kg、乾燥容量6.0kg。乾燥方式はハイブリッド乾燥。11kg洗濯時の運転時間は約35分、消費電力量は65WL、標準使用水量は78L。6kg洗濯~乾燥の運転時間は約150分、消費電力量は590Wh、標準使用水量は52L。運転音は洗い時が30dB、脱水時が37dB、乾燥時が41dB。ボディ幅は596mm、本体サイズはW640×D728×H1,104mm(給排水ホース含む)、重さは約82kg。