パナソニックが10月5日から、自分好みのお米を見つけられる「OKOME STORY MUSEUM」を期間限定でオープンしました。場所は、東京メトロ「表参道」駅近くにあるカフェ「スパイラルガーデン」です。
「OKOME STORY MUSEUM」はお米のことを知って、食べ比て、自分好みのお米を見つけられるというイベントです。
日本全国のお米が集合。いくつ知ってる?
受け付けを済ませると、最初に飛び込んでくるのは「OKOME MAPPING」。ここは全国各地の個性豊かなお米を食味の特徴を表したチャートで学べるコーナーです。こうやって並べてみると、「お米の銘柄ってこんなにあるんだ!」と感動します。食味のチャートを見ながら自分好みのお米を探すのも楽しそう。
47都道府県、それぞれのお米の楽しみ方
続いて「OKOME PLATE」のコーナーでは、47都道府県のお米を、その土地でつくられた器によそい、その土地ならではのごはんのお供・汁物とともに紹介しています。各地の有名料亭が監修した「至高の一膳」は、どのお膳も華やかです。さらに、[OKOME STORY]のコーナーでひとつの銘柄が生まれてから、食卓にあがるまでのストーリーを写真で紹介。おいしいごはんが食卓に届くまでにさまざまな人が関わっていることが分かります。
プレス向けに開催された内覧会では、「お米ライター」の柏木智帆さんが登場。柏木さんは、「最近のお米にはたくさんの銘柄があります。しかも、同じ銘柄でも作る土地や生産者によって味が異なります。さらに、同じ生産者のお米でも年によって味が違います」と言います。
なるほど。でもそうなると、一番おいしいお米が知りたくなりますが……。
「静岡のあるお米屋さんが言ってたのですが、どのお米が美味しいのかという質問は、どの画家が一番うまいかという質問と同じだというんです。それを聞いてなるほど、と思いました」と柏木さん。
美術館などで絵をみる際、どの画家が一番うまいのかなんてあまり考えません。それよりも「この絵が好き」「この絵はあまり好きじゃない」というように、好みでみているのではないでしょうか。
「新米は美味しいと言われていますが、新米の魅力は香り、ツヤ、みずみずしさです。一方、うまみや甘みは収穫したてのお米よりも、年を越してからの方がのってきます。同じお米でも食べる時期によって違うもの。いろいろなお米を食べていくうちに、自分好みのおいしいお米を探し出せると思います。ワインのようにお米も楽しめたらおもしろいですね」(柏木さん)