女優の飯豊まりえが、10月7日に放送されるテレビ朝日系ドラマスペシャル『誘拐法廷~セブンデイズ~』(21:00~23:09)に出演する。

このドラマは、07年に公開され、観客動員200万人を突破した韓国映画『セブンデイズ』を日本版にリメイクするもの。飯豊が演じるのは、一人娘を誘拐された敏腕弁護士・天吹芽依子(松嶋菜々子)に協力する、同じ法律事務所の若手弁護士・小滝杏奈だ。

松嶋をはじめ、杉本哲太、八嶋智人、でんでん、伊武雅刀、風吹ジュンといったそうそうたるキャストが出演する中、初めて弁護士を演じるという飯豊は、この役にどう挑んだのか。本人にインタビューすると、撮影中に松嶋とさまざまな会話をする中で、"優しさ"を感じたことも明かしてくれた。

  • 飯豊まりえ

    飯豊まりえ
    1998年1月5日生まれ。千葉県出身。身長167cm。18年6月まで『セブンティーン』の専属モデルを務め、現在は『Oggi』『MORE』のレギュラーモデルに。近年では『居酒屋ふじ』(17年、テレビ東京系)、『電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~』(18年、テレビ東京系)、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(18年、TBS系)などのドラマに出演。 撮影:宮川朋久

初の弁護士役は「ワクワク感がありました」

――今回は初の弁護士役です。演じてみてのご感想をお聞かせください。

初めてだったので、ワクワク感がありました。法廷に出るシーンでは、こういう緊迫感なんだとか、弁護士さんはこういう感覚なんだなと感じることができました。こういう役をいただかないと経験できないことですし、すごく新鮮でしたね。

――演じるにあたって、なにか参考にされたものはありますか。

自分が勉強してやるというより、空気感を見てやった方がいいかなと思っていたので、松嶋(菜々子)さんがやられている目線をちょっと横目で観察して、「こういうふうにやればいいのかな」と思いました。それで「こういう雰囲気か」と思っていましたら、「もっとガッツがある女の子を演じてくれ」と監督さんに言われたので、「予定変更だ」と思いながらやっていました(笑)。

――松嶋さんとの共演はいかがでしたか。

すごくうれしかったですし、現場に行くのがすごく楽しかったです。もともと憧れていたのですが、実際にお会いして、やっぱりすごく魅力的な女性ですし、優しいし、こういう女性になりたいなと。こうやって同じ仕事をしているなかでも、ファンになってしまうような方だと思いました。

敬語を使ってくれた松嶋菜々子

  • 飯豊まりえ

――松嶋さんの優しさはどういった点で感じましたか。

私にも敬語を使ってくださるんです。そういう部分だったり、現場の品のある感じは、まさに目指すところです。演技でも、監督が求めるものを言われなくても、「これ、やっときますか」とサラッと提案されているところも尊敬します。本当に挙げるとキリがないです(笑)。今作では近くで演じる役だったので、すごくうれしかったです。

――現場では松嶋さんとどういった会話をされましたか。

娘さんとの休日の過ごし方や、毎朝お弁当を作られているお話をお聞きしました。後は、私は趣味で陶芸をやってるんですけど、そのお話をしたら「お皿つくって」って言ってくださったのが、すごくうれしかったです(笑)。

――陶芸をやられてるんですね! どういったきっかけで始められたんですか。

お皿がもともと好きですし、ものづくりしたいなと思っていて、2年前ぐらいに自分でも作ってみたいと思ったのがきっかけですね。地方に撮影で行って空いてる日には、陶芸教室みたいな体験できるところを探して、フラっと予約を入れて行きますよ。

――まさか飯豊さんが来られるなんてと、驚かれるんじゃないですか。

いや、全然気づかれないですよ(笑)。