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人格を崩壊されるレベル

――数々の仕掛けに、会見では鈴木奈々さんが「殺意がわきました」とまで言っていましたが、それほど追い込まれる場面があったのでしょうか…。

岩尾:クロちゃんとは年末の『笑ってはいけない』(日本テレビ)で、ふんどし姿でリアクションゲームをやったりしますけど、それとは違って精神的に追い詰めるのがあるんですよ。地上波では見たことないレベルの人格を崩壊されるような。

――クロちゃんさんは、「終わった後、違う仕事で驚いたりドッキリがある時に、クセがついて1回固まってしまう」と訴えていましたが、岩尾さんは普段のお仕事に影響が出ましたか?

岩尾:僕は普段からそんなにリアクションとかガンガンする方ではないですからね。そこに関して言ったら普通のバラエティのひな壇で、気づけば2時間“FREEZE”してるような時もありますし(笑)。だから支障や違和感を覚えることはなかったですね。逆にリアクションしてる方がウソなんじゃないかって思うんですよ。クロちゃんは、普段ウソのリアクションしてるから、それが『FREEZE』が終わったら出なくなったってことでしょ?

クロちゃん:ウソついてないから! ウソついてないから! 本当に僕は影響が出たんです! 朝起きて汗びっしょりかいたなと思ったら、体がすごい固まってちっちゃくなってる時があるんです。『FREEZE』では、腕を組んで体を固めないとすぐ動いちゃうから、その状態ですごい力を入れるクセがついちゃったんですよね。

岩尾:たしかにたしかに。その日の大半、ほとんど座ってじっとしてただけなのに、あんだけ疲れてるということは、なんか変なところに力が入ってたのと、あとは精神的な部分の疲れなんでしょうね。

  • 005のalt要素

    (前列左から)鈴木奈々、ダイアモンド☆ユカイ、松本人志、諸星和己、岩尾望 (後列左から)クロちゃん、ボビー・オロゴン、しずちゃん=9月19日の配信記念記者発表会より ※『FREEZE』にはこの他、FUJIWARAの藤本敏史も参加

――やはり精神的なダメージが大きいんですね。

クロちゃん:この仕掛けはそろそろ終わる頃だろうなって思って、ちょっと気が緩みかけた頃に急に一番大きなことが起きるとか、そういうことが多いんです。心理状態を分かった上で追い込んでくるという、心の奥底をつかまれている感じでした。後で聞いたら、それも松本さんが指示を出してたっていうんで、松本さんひでぇなと思いましたけど。

岩尾:何なんでしょうね。松本さんって自分はMだと言ってる人なんですけど、そういう人だからこそ何をされたら一番恐ろしいのかが分かって、うまいことペース配分されたんじゃないかなと思いますね。

――押しばかりではなく、引きをうまく組み合わせた恐ろしさもあるんですね。これが浜田雅功さんだったら、ガンガン攻められてたかもしれない。

岩尾:「来んのか?来んのか?けーへんのかぁ」みたいなのもあれば、「もうけーへんやろな」って時に急に来たり。その加減が絶妙でした。

クロちゃん:一番やらせちゃいけない人ですよ!

  • 007のalt要素

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Amazonスタッフから「You are funny!」

――海外にも配信される可能性がありますが、『FREEZE』は言葉の勝負ではないので、これをきっかけに世界進出の野望はいかがですか?

クロちゃん:黙ってて世界進出って何なんですか(笑)

――「彼はコミカルな動きするネ!」ってなるかもしれないじゃないですか。

岩尾:Amazonの外国人のスタッフの方に会ったんですが、あいさつした瞬間に「You are funny!」みたいなこと言ってくれましたよ(笑)。だから、誰が見ても言葉関係なく本当に楽しめるんだなと思いましたね。

クロちゃん:世界進出できたとしても、もう1回“FREEZE”しないといけないと思うと…ちょっと準備期間がほしいですね。

岩尾:あと、海外の人が松本さんの立場になったら、絶妙な加減が分からんかもしれないから、侘び寂びのない国の人がやると、ホンマに危険なことが起きるかもしれない。

クロちゃん:“FREEZE”して自分の武器である声が出せないのも、難しいですね。あとでこの声を出して「それはちょっと違う」って言われたら厳しいから、できれば本当の自分を見てほしいですね。

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