メンテナンスに関してですが、ダストカップは簡単に取り外しができ、そのままボタン1つでフタが開くため、ゴミ捨ての手間はなし。ダストカップを分解して隅々まで水洗いできるので、お手入れもしやすくなっています。折り目の深い排気フィルターを採用しているため、排気でも微細なゴミを漏らしにくい構造。しかも本体の排気口は、顔や身体に直接当たりにくい位置にあるので、掃除中も快適です。
総合的に、スティッククリーナーとしてフロアを掃除するときの使い勝手は良好。決して軽いとは言えませんが、慣れてしまえば、最初ほど気にならなくなりそうです。
しかし、課題もまだまだ多い印象。現時点(2018年10月)での実売価格は上位モデルで7万円~10万円前後と高額です。それなりの価格で購入するのだから、ユーザーとしてはスティックとハンディの両用で優れた機能と性能を求めたいもの。特にハンディに関しては、操作性や機動性、もう一息です。
高い吸引力を実現するため、モーターやバッテリーが重くなってしまうのはやむを得ない面もありますが、一般ユーザーからすると軽くて吸引力も強いものがいいに決まっています。今後も掃除機市場全体を意識して進化を続け、他を圧倒する製品となることで、王座を勝ち取る1台となってほしいと思います。