『プリティーリズム』『プリパラ』に続くプリティーシリーズとして2018年4月よりスタートしたTVアニメ・アミューズメントゲーム『キラッとプリ☆チャン』は、自分だけのチャンネルを開設し、誰でもアイドルになれることができる動画サイト「プリ☆チャン」を舞台とした物語。きらりヶ丘中学1年の桃山みらいと萌黄えもはひょんなことから「プリ☆チャン」デビューを果たす。さらに同級生の青葉りんかを加え、3人組ユニットのMiracle Kiratts(ミラクル☆キラッツ)を結成し、トッププリ☆チャンアイドルを目指していく。
今回はみらい、えも、りんか役の声優である林鼓子、久保田未夢、厚木那奈美にインタビューを実施。作品やキャラクターについてだけではなく、好評発売中のキャラクターソングCDや、9月29日に東京で開催されるライブについての話などボリュームたっぷりにお届けする。
▼頼れる先輩と頼もしい後輩
――久保田さんは前作『プリパラ』でもメインキャラクターの北条そふぃを演じていましたけど、林さんと厚木さんはプリティーシリーズへは初参加ですね。
林 はい。最初にみらい役に決まったと言われたときは、「私に務まるかな」と悩んだこともありました。でも、いまは「みらいが愛されるキャラクターになったらいいな」、そして「みらいの役は林鼓子にしかできない」と言われるようにがんばろうと思っています!
厚木 私は、いつか声優になるという夢が叶ったときには、必ず携わりたいと思っていたくらい、ずっと『プリティーシリーズ』が好きだったんです。なので、りんかちゃん役として夢が実現したのがほんとうにうれしいです。オーディションでは複数のキャラクターを受けたんですけど、最初に選んだキャラクターがのがりんかちゃんだったんですよ。なので、決まったときは、運命だと思いました!
――そんな初々しいふたりを、久保田さんは先輩として導いていくという。
久保田 いやいやいや。アフレコが始まる前に「ミラクル☆キラッツはこの3人で組みます」と説明を受けたんですよ。そのときに「久保田さんは先輩だからね」みたいなことをスタッフさんから言われたんです(笑)。でも、ふたりともはじめから堂々としていたので「私なにもすることないじゃん!」って。ふたりがアフレコしているときは、頼もしい背中だなあと見ています。
――……と、先輩が謙遜していますが。
林 私は久保田さんが所属しているi☆Risさんのライブを何度か観させていただいていて、そのときに「久保田さんはアンニュイな雰囲気の方だな」と思っていました。でも、アンニュイのなかに、実は熱いハートを持っている方なんだなって。あと、アフレコをするときに私の隣が久保田さんなんですけど、ふたりで合わせて演技をするシーンでは、いつも呼吸をあわせていただいて助かっています!
久保田 恥ずかしい(笑)。
林 それと、第1話のアフレコのときに緊張してしまって、一旦アフレコを中断してブースから出て落ち込んでいたんですよ。そうしたら久保田さんが来てくださって、励ましてくれて……。優しくしていただきました。
厚木 私は地方から出てきたということもあって、カタカナ語のイントネーションが難しいときがあるんです。そんなときは毎回久保田さんに教えてもらっています。あと、アドリブがすごいんです。
――アドリブ……というと?
厚木 えもちゃんと赤城あんなちゃん(CV:芹澤優)は犬猿の仲なのでいつも喧嘩をしているじゃないですか。そのシーンでのアドリブがすごいんです! 次から次へと出てきて! あの勢いの良さがあるからこそ、面白さが増しているんだなあって思います。
久保田 あのー、いつもはこんなではないじゃないですか、インタビューって。6人でいるときはこんなことないから(笑)
――ははは。だいぶ新鮮ですよね。やっぱり先輩として心がけているところはあるんでしょうか。
久保田 私が新人で『プリパラ』をやっていたときに、いろいろな先輩方が優しくしてくれたので、それを受け継ぎたいなって思っています。自分ができることはしてあげたいですね。アフレコの話だと、ミラクル☆キラッツは3人であわせるセリフが本当に多いんですよ。『プリパラ』とは桁が違うくらい。なので、呼吸をあわせるシーンでは、私がマイペースでやっているんですけど、そこにふたりがあわせてくれて助かっています。