床掃除に特化したPV-BF700

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    床掃除に特化したコードレススティック掃除機「パワーブーストサイクロン PV-BF700」(写真左)

コードレススティック掃除機の最上位モデル「PV-BFH900」は床や棚、車内など、「あらゆる場所の掃除」をマルチにこなす掃除機。一方「床掃除」に特化したのが「パワーブーストサイクロン PV-BF700(以下、PV-BF700)」です。価格はオープンで、推定市場価格は80,000円前後(税別)。

PV-BF700の特徴は、モーターやバッテリーなどがヘッド近くにあり、重心が低いこと。このため、掃除しているとき手にかかる重さは80gほどしかないそうです。

重心が低いため、掃除を中断してもサッと自立させられるのが特徴。掃除しているとき、床に散らかった雑誌を拾ったり、ティッシュを捨てたりするたびに掃除機を床に寝かせて、それを再び持ち上げて……って面倒ですよね。PV-BF700は掃除を中断するときでも、床に寝かせたり、壁に立てかけたりする必要がないので掃除を手軽に再開できます。

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    PV-BFH900を掃除時の角度に傾けてハンドルの重量を測定。手にかかる負荷が80gしかないのがわかります

まだまだ人気のキャニスター式、軽くなって新登場

いまだ掃除機市場でシェア4割を占めるキャニスター式は、サイクロン式の「パワーブーストサイクロン CV-SF900(以下、CV-SF900)」と紙パック式の「かるパック CV-PF900(以下、CV-PF900)」が紹介されました。価格はオープンで、推定市場価格はCV-SF900が80,000円前後(税別)、CV-PF900が60,000円前後(税別)です。

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    紙パック式の「かるパック CV-PF900」。色はシャンパンゴールドとライトブルーの2色

いずれも従来モデルよりホースとヘッドが軽量化。パイプ部分も細く軽くなっています。日立アプライアンスによると、従来モデルと比べて腕や肩への負担が約10%軽減されているそうです。

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    従来モデルのホースとパイプ(いずれも写真左側)と、新モデルのホースとパイプ(いずれも写真右側)を比較。新モデルは幅が細くなっているのがわかります

ちなみに紙パック式のCV-PF900は、高集じんフィルターと高気密モーターケースによって、吸い込んだゴミを99.999%逃がさないとのこと。会場ではCV-PF900に人工煙を吸わせる実験も行われましたが、一般的な99.9%集じんタイプの紙パック式掃除機は、排気口からたくさんの煙を排出したのに対し、CV-PF900はまったくといっていいほど煙が出てこないのが印象的でした。

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    大量の人工煙を吸わせています。排気口からまったく煙が出ていないように見えました

ロボット掃除機はスマートスピーカー対応に

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    スマートフォンとの連携が可能なロボット掃除機「ミニマル RV-EX20」

最後に、コンパクトサイズのロボット掃除機「ミニマル RV-EX20(以下、RV-EX20)」。2018年9月12日にソフトウェアの大型アップデートがありました。このアップデートで、RV-EX20はGoogleの音声アシスタント「Google Assistant」に対応。スマートスピーカー「Google Home」などと連携し、掃除のスタートや充電台への帰還、掃除モードの変更などが音声でできるようになりました。

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    机の上のスマートスピーカーと連携する様子

minimaruが「Google Assistant」に対応しました

1度に最大5台のRV-EX20を音声で同時スタートさせることも可能。さらに、それぞれのRV-EX20に名前をつけることで、「寝室のロボット掃除機だけ止める」といった操作にも対応します。

このほか掃除モードとして、「ペット運転」と「夜家事運転」モードが追加されました。ペット運転は、10分ごとにブラシの自動掃除とゴミの圧縮を繰り返すモード。よりペットの抜け毛を多く集じんできるようになったといいます。夜家事運転モードはブラシなどの回転速度を下げることで、静かに掃除をするモードです。