エアコン内部の清潔機能も注目です。家庭に発生するカビのうち、およそ90%以上を占めるのが8種類のカビです。エオリアは、 熱交換器の端面に「ホコリレスコーティング」を施してホコリの付着を防ぎ、加熱して乾燥させます。さらに独自の「ナノイーX」を充満させて、エアコン内部のカビを抑制します。

  • カビ菌を塗布して冷房運転。室温27℃湿度70%の環境で8時間運転し、15日後の室内機の中の様子。左はオートクリーンシステム(エアコン内部をキレイにする機能の総称)あり、右はオートクリーンシステムなし。室内機の中は放っておくと、湿気などでこんなに汚れちゃうんですね

  • これが家庭内の8大カビ。ナノイーXを吹き付けた布はカビが抑制されているのが分かります

3つのセンサーで部屋の汚れをみはる

話題が前後しますが、先述の「AI先読み空気清浄」や「つけっぱなし判定」は、ウェザーニュースから気象情報を取得するため、インターネット接続が必要です。それとは別に、インターネットなしで使えるのが、室温、カビ、ホコリをセンサーでみはる機能です。

エアコンが稼動していない間にセンサーで部屋の空気の状態を検知し、自動で部屋を清潔・快適にします。これなら、エアコンを使わない季節でもキレイな空気で過ごせそうですね。

全国1,000カ所で花粉を観測

発表会の席上で、ウェザーニューズの取締役 執行役員 最高運営責任者の安部大介さんは「当社は、気象を通じて個人の皆さまがより豊かな生活ができる情報を発信するよう試みています。今回、家の外の環境だけでなく、室内の環境の対応にまで取り組めることをとてもうれしく思います」と述べました。

気象と空調の快適性は、切っても切れない関係です。ちなみに、安部さんによれば、来春の花粉は西日本から東日本にかけて多くなりそうとのこと。さっそく「AI先読み空気清浄」が活躍しそうです。

  • ウェザーニューズ 取締役 執行役員 最高運営責任者の安部大介さん

  • 次の春も花粉は多めとの予測です