瀬尾:それで、岡安さんは3会場とも回ったんですか?
岡安:一応、回ってきました。どの会場でもトロピウスは出現していましたが、アンノーンは会場によって文字の種類が違っていたようです。あと、三笠公園はダンバル、ヴェルニー公園にはラルトスが出現していました。くりはま花の国はすべてのポケモンとアンノーンが出ていたようですけど。
瀬尾:なるほど、レアポケモンを一気に集めるならくりはま花の国がよかったわけですね。
岡安:ヴェルニー公園と三笠公園もそんなに離れていないので、歩いて2会場を回るのも楽しかったですよ。徒歩30分くらいで着きます。
瀬尾:徒歩30分かー。ポケモンGOをやりながらだと、そのくらいあっという間ですね!
岡安:ヴェルニー公園を出て、大通りから1本、陸側の道に入ると、どぶ板通り商店街になるんですよ。ここを通るだけでもワクワクします。昼間は閉まっている店が多いんですけど、街全体の雰囲気がアメリカンで。スカジャンを売っているお店もあって、横須賀を感じましたね。
瀬尾:どぶ板通り商店街は聞いたことあります。それはちょっと見たいなあ。
岡安:横須賀の街全体がポケモンGOに染まっていました。駅前では参加者とか関係なくポケモンGOのうちわを配っていたり、どぶ板通り商店街のお店で500円以上の買い物をするとイベントステッカーをもらえたり。今回のイベントに合わせていろいろなサービスを提供していました。
瀬尾:参加券をゲットできなくても、ポケモンGOを街全体で楽しめるんですね! まあ、周りでイベント参加者がトロピウスとかアンノーンを捕まえまくっていると思うと腹立たしいですけど。
岡安:まあまあ。そういえばSNSで見たんですけど、心優しいイベント参加者が、抽選に外れてイベントに参加できなかった人とトロピウスを交換してくれたっていうシーンもあったみたいなので、参加券がなくても行ってよかったって人が多かったですよ。
瀬尾:そうか、交換かぁ。
岡安:京急久里浜駅前の商店街なんて、ポケモンGOを起動したときの音楽が流れていて、最初スマホの音量が上がってしまったかと焦りました。
瀬尾:ほほぉ、そこまでですか。横須賀でやってよかったって感じしますね。
岡安:ですね。2017年は、横浜の恒例イベントである「ピカチュウ大量発生チュウ!」の一環として「ポケモンGO Safari Zone」が開催されていましたが、横須賀に移ってよかったと思います。「ピカチュウ大量発生チュウ!」自体に集客力があるので、2017年はポケモンGOイベントが重なって人がたくさん集まった結果、通信障害も起こりましたので。今回の横須賀では、街ぐるみで協力してイベントを運営しており、特に問題も発生しなかったようです。
瀬尾:ポケモンGOユーザーはもちろん、実施する自治体やイベント主催者みんなでWin-Winな関係を築き上げるなんてステキ……。
岡安:あと、ヴェルニー公園近くに砕氷船「しらせ」が停泊していました。みんなめずらしいって言っていましたよ!
瀬尾:「しらせ」って、よりもい(※1)ファンにとってみれば、そっちのほうが重要じゃないですか。ああ、行けばよかった。「ハイフリ」(※2)とか、「アルペジオ」(※3)とか、横須賀は侮れないですね。
※1 : テレビアニメ『宇宙より遠い場所』。第1話の最後で、主人公・玉木マリたちは広島の呉港に砕氷艦「しらせ」を見学しに行った
※2 : 横須賀市が舞台となったテレビアニメ『ハイスクール・フリート』
※3 : 横須賀市が舞台となったテレビアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』
岡安:瀬尾さんがなんのファンかどうかなんて知りませんけど、興味が出たなら、来年は抽選に外れても行ってみるべきだと思いますよ。
瀬尾:そうですね。すごく興味が湧きました。また、来年も開催して欲しいなあ。つぎは裏から手を回してでも参加券をゲットしないと。
岡安:わたしは別に裏から手を回したわけではないですからね?