1年半の充電期間を経て今年再始動したダンス&ボーカルグループ・EXILEに数々のドッキリを仕掛け、彼らの“魂”の強さを試すTBS系バラエティ特番『魂のドッキリ映像SP EXILE史上最悪の1日』が、9月12日(20:00~21:57 ※一部地域を除く)に放送される。岩田剛典に仕掛けられるのは、“エレベーター閉じ込めドッキリ”。果たして岩田はどんな対応を見せるのか……その様子が放送される。
岩田本人には『EXILE魂』の復活特番だと伝えられ、そう信じ切った状態で取材対応。番組は“ドッキリ”企画だが、インタビューでは真剣に、新生EXILEの魅力や岩田自身の今後について語ってもらった。
2年半ぶり集結で感じたEXILEの曲力とファンの思い
――(『EXILE魂』復活はウソですが……)『EXILE魂』復活と聞いてどう感じましたか?
僕が三代目J Soul Brothersとしてデビューして1年目くらいまでやっていて、ギリギリ出演していたので、久しぶりに『魂』できるんだなと思うと感慨深い気持ちに。EXILEのワイルドで男らしいアーティスト像からかけ離れたお茶の間感をお届けしていた番組で、そういうところが今のEXILEにつながっていると思います。そして今回、15人体制になった新生EXILE初の全員出演のバラエティ番組なので、お茶の間のみなさんに楽しんでいただけるコンテンツを作れるように頑張りたいです。
――5月末に行われたEXILE THE SECONDのツアー最終日にEXILEがサプライズ登場し、2年半ぶりにパフォーマンスされましたが、コンサートを終えていかがでしたか?
EXILEの曲力……曲の持つパワーや、ファンの方々がEXILEを好きだという思い、充電期間中ずっとEXILEの再始動を待ってくれていた方々がたくさんいらっしゃるんだなと肌で感じ、グループとして届けていくべき元気や、日々の活力になるような活動は意味があるんだなと改めて思いました。今は9月から始まるツアーに向けてリハーサルの日々ですが、15人体制になってオリジナルメンバーはATSUSHIさん1人。EXILEというもののあり方が変わってきていて、名前はEXILEですがまったく新しい形のエンターテインメントをお届けできるツアーになるのではないかと、僕自身期待に胸がふくらんでいます。
――今回の特番も15人の絆が生かされると思いますが、全員集結のおもしろさをどう感じていますか?
メンバーは個性さまざまで、いろんなフィールドで個人活動しています。各々、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、FANTASTICS、EXILE THE SECONDで活動してきた時間は常にあって、それが実はEXILEの活動でもある。EXILEは“思い”という部分だったりするので、あまり意識として「EXILEだ! よし行くぞ!」っていうより、ずっとEXILEとしてやってきた感じがあります。番組では各々の個性がいいようにお茶の間に届けられたら。歌唱番組でかっこいいパフォーマンスをするEXILEじゃない一面を届けたいです。
個人活動もEXILEの活動“1人EXILE”
――EXILE加入から4年経ちましたが、一番変わった部分はどこでしょうか?
自分の活動のスタンスは変わったかもしれません。入ったときは「EXILEだ!」と気負う部分がありましたが、今は三代目でもEXILEでも、いい意味で意識していない。自分のやった活動や仕事がグループに直接返ってくるので、そこの気負いは必要ないと思うようになりました。HIROさんが「各々が1人EXILE」とおっしゃっていたのを聞いて、確かにそうだなと。個々の持つパワーが集結したときにグループとしてさらに輝くと思うので、僕も役者をやっている時などは“1人EXILE”という意識でやっています。
――それは個人活動を重ねていく中で生まれてきたものですか?
完全にそうだと思います。グループの中以上に個人として責任がかかったり、いろんなことを感じる中で、自分らしくあることが大事だなと。EXILEという形はどんどん変わっていくものなので、EXILEらしくいようとか1ミリもなく、僕がやったことがEXILEになっていく。パフォーマーとしてグループを世の中に発信していく自分なりの方法を探す人生であり、それが自分は俳優だったのかなと。なので、俳優として努力して質を高めることが、いつの間にかEXILEがやることに変わっていくのだと思います。
HIROさんもEXILEですからね。EXILE HIROで活動しているのはそういう理由です。MATSUさんもEXILE MATSUで劇団をやっているのは、EXILEがやっているという気持ちの表れ。EXILEは名字みたいなもので、本当はEXILE 岩田剛典なのかなと(笑)