3方向から吸気! PM2.5にも有効なAIRMEGA 600

AIRMEGA 400/300よりも、一般的な「空気清浄機」の形に近いのがAIRMEGA 600。特長は、なんといってもフィルターが本体左右だけではなく底部にもある点です。本体の底からも吸気するため、床に沈む花粉やハウスダストといった重い塵も効率的にキレイにできます。

AIRMEGA 600は、なんとAIRMEGAシリーズで唯一、PM2.5の濃度をμg/立方メートル単位で本体の液晶パネルに表示できるのです。環境省によると、PM2.5の濃度は36μg〜70μg/立方メートルで「高感受性者は注意」、70μg/立方メートル以上で「不要不急の外出をできるだけ減らす」が目安だそう。

  • AIRMEGA 600は前面の液晶パネルに、PM2.5の量やフィルター交換までの目安などを表示します。数字の下のウェーブデザインは、空気の汚れを視覚化したもの。青、緑、黄色、赤の順に空気の汚れ度合いを表示します

  • 本体左右だけではなく、底面にも交換フィルターがある三面フィルター方式も、AIRMEGA 600の特徴です

価格はオープンですが、実勢価格は55,000円前後(税別)。専用のMAX2 Greenフィルターは、3枚入りで15,000円前後(税別)になります。

サーキュレーターとしても使えるAIRMEGA STORM

AIRMEGA STORMは、今回紹介したAIRMEGAシリーズのなかでも異色の存在です。最大の特徴は、部屋の気流をコントロールする「サーキュレーター機能」があること。本体の上部と前面から空気を放出することで、部屋の気流を制御します。

  • 本体上部だけではなく、前面に空気の放出口があります。青く光るLED部分は空気の汚れを表しており、青、緑、黄色、赤の順に空気の汚れ度合いを表示します

上部と前面の両方から空気を放出する「サークル気流」、前方向だけに空気を吹き出す「ジェット気流」、一般的な空気清浄機のように上部から空気を出す「ノーマル気流」と、気流を3種類から選択可能。3つのモードを自動で切り替えて運転する「花粉モード」も搭載しました。

  • 会場では気流のデモンストレーションも行われていました。写真は上部と前面両方から空気を排出する「サークル気流」運転。上部の布が揺れているのとともに、離れたところにあるのれん状の布も風をうけているのがわかります

AIRMEGA STORMだけ、パッケージに3種類のフィルターが付属し、季節や環境にあわせてフィルターを「追加」できます。付属するのは、黄砂の時期に便利な「黄砂フィルター」、新築・リフォーム時に気になるホルムアルデヒドなどを除去できる「新築フィルター」、においが気になるときに使える「ダブル脱臭フィルター」の3種類です。

  • AIRMEGA STORMは、フィルターが前面の1カ所みなので、メンテナンスは一番簡単。ただし追加フィルターや、活性炭脱臭フィルターと抗菌GreenHEPAフィルターがわかれているので、フィルターの枚数は多い

  • 会場に展示されていたAIRMEGA STORM用のフィルター。黄砂フィルターや新築フィルターなど、用途に合わせてフィルターを追加できます

AIRMEGA STORMも価格はオープンで、実勢価格は45,000円前後(税別)。また、今回発売されたモデルのなかでAIRMEGA STORMのみ、活性炭脱臭フィルターと抗菌GreenHEPAフィルターが分かれています。フィルター価格は未定ですが、それぞれ3,000円〜4,000円前後(税別)になります。