スタッフに案内された場所にはキッチンスペースが設けられていますが、家電らしいものは何も見当たりません。家電の登場を今か今かと待っていると、担当者がやってきてテーブルの前に立ちます。すると、テーブルがスライドして中からシンクが現れました!
シンクは出てきたものの、熱源どころかスイッチなどもありません。このスペースを使って、ローストビーフを焼くデモが始まるそうですが、どうやって作るの?
すると、テーブルの天面にプロジェクターで料理の候補が映し出され、その中からローストビーフをタッチ操作で選択します。レシピが投影されるので、それを見ながら調理すればOK。野菜のカットの仕方、食材の並べ方なども確認できます。
次はソース作り。テーブルにフライパンを置くと検知され、加熱できるようになります。加熱用のスイッチも浮かび上がります。フライパンをどこにおいても検知、加熱してくれるので、自分が使いやすい場所で調理できますね。
従来のIHクッキングヒーターやガスコンロは、熱源の場所が固定されているため、行動の範囲が制限されます。でも、今回の展示のように、自分好きな場所で加熱ができる自由は想像以上! カットした食材や洗った食材などをすぐに加熱でき、効率よく動けます。加熱の場所に連動して、スイッチが移動するのもいいですね。何人かで一緒に料理するときも、互いに邪魔にならず効率よく調理できそうです。