ZenBook Flip 15
ZenBook Flip 15は、同じくコンバーチブル型2in1 PCの新モデルで、15.6型液晶搭載モデルとなる。製品コンセプトはZenBook Flip 13と同じで、極限までベゼル幅を狭めたNanoEdge Displayによって、ASUSが世界最小サイズ(フットプリント)とするコンパクトサイズを実現している。
こちらも画面占有率は90%で、サイズは357×226×20.9mmと、15.6型2in1 PCとしてはかなりコンパクトに仕上がっている。重量は1.9kg。
ディスプレイは15.6型液晶で、表示解像度はフルHDまたは4K(3,840×2,160ドット)。こちらもsRGBカバー率100%の広色域表示に対応。4K液晶はPANTONE社のバリデーションを受けており、非常に高い発色性能を備えるとしている。
加えて、GeForce GTX 1050 Max-Qを搭載する点も、ZenBook Flip 15の大きな特徴だ。3D描画性能を発揮できるのはもちろん、グラフィックスアプリケーションを快適に利用可能で、4K液晶搭載時にはプロ向けの表示品質と性能が発揮されるという。
カメラは、Windows Hello対応の顔認証機能に対応する3D赤外線カメラに加えて、こちらもオプションでworld-facing cameraを搭載できる。なお、キーボードに標準でテンキーが備わるため、テンキー機能搭載タッチパッドのNumberPadは搭載しない。
CPUは、Intel Core i5-8265UまたはCore i7-8565Uで、メモリは最大16GB搭載。内蔵ストレージはSSDとHDDの同時搭載に対応しており、容量はSSDは最大512GB(PCIeまたはSATA)、HDDは最大2TB。
無線機能は、ギガビットクラスの速度を発揮するIEEE 802.11ac準拠無線LANとBluetooth 5.0。インタフェースは、USB 3.1 Gen1準拠USB Type-C、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、オーディオジャックを搭載。ただし、world-facing camera搭載時にはUSB 2.0とHDMIが省かれる。
バッテリーは容量57Whで、SSDのみ搭載のモデルでは86Whの大容量バッテリーも搭載可能。駆動時間は現時点では未発表。日本での発売時期および価格は未定だ。
- ZenBook Flip 15の主な仕様
- CPU:Intel Core i5-8265UまたはCore i7-8565U
- メモリ:最大16GB(DDR4-2400)
- ストレージ:最大512GB SSD(PCIeまたはSATA)、最大2TB HDD
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050 Max-Q
- ディスプレイ:タッチ15.6型4K(3,840×2,160ドット)またはフルHD(1,920×1,080ドット)
- 通信機能:IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
- インタフェース:USB 3.1 Gen1 USB Type-C、USB 3.0、USB 2.0、HDMI、SDカードスロット、オーディオジャック(USB 2.0およびHDMIはworld-facing camera非搭載時のみ用意)
- カメラ:3D赤外線HDカメラ(Windows Hello準拠の顔認証機能対応)、world-facing camera(オプション)
- バッテリー容量/駆動時間:容量57Wh、SSDのみ搭載モデルは86Wh/非公開
- 本体サイズ/重さ:W357×D226×H20.9mm/1.9kg
ZenBook Pro 14も正式にWhiskey Lake搭載を発表
2018年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2018において発表されたZenBookシリーズフラッグシップモデル「ZenBook Pro」。そのうち、14型液晶搭載の「ZenBook Pro 14」は、発表時点では搭載CPUの詳細が非公開だった。しかし、今回正式に、CPUとしてWhiskey Lakeこと最新の第8世代Coreプロセッサを搭載することが発表された。
搭載CPUは、Core i5-8265UまたはCore i7-8565Uとなる。なお、その他のスペックについては、6月に発表されたとおりとなっている。(6月の発表についての詳細は、イベントレポートを参照してほしい)