NGT48のキャプテンとして、AKB48グループから卒業した“キタリエ”こと北原里英。アイドル誌『girls!』(双葉社)の連載企画から、秘蔵カットを収録した『北原里英フォトブック 妄想実写化計画』(双葉社 税込1,944円)が21日に発売された。記念イベントも行い、今後は愛知県・星野書店 近鉄パッセ店でのイベント(9月1日14:00~)を予定している。
包帯少女、アンドロイドなど北原里英の「妄想」を写真にした姿から、オアシズ・大久保佳代子がキタリエを主人公に妄想したストーリーを実写化した姿まで、ここでしか見られない彼女が満載の同書。まさに女優として新たなスタートを切っている北原に、6年の連載の振り返りや、「演じること」の楽しさについてインタビューした。
自分自身は"世界狭い系人間"
――様々な妄想を形にしたフォトブック、ということですが、大久保佳代子さんが物語を考えた冒頭の「情事の行方」がかなり大人な雰囲気でパンチが効いていますね。
大久保さんらしい物語だなあと思いました。普段の自分とはかけ離れていて、こういう風に生きてみたいと思わせてくれる内容でした。私は本当に”世界狭い系人間”なので、あまり海外に行きたいとも思わないし、例えばハリウッドデビューなんて夢も頭をかすめたことがなく、一人で海外に行くことも絶対にできないので、本当の自分と遠い感じが楽しかったです。
――自分と遠い方が楽しいんですか?
友達になりたいなと思う人、いいなと思う人は、自分ができないことをやっている人が多くて。すごく憧れるんですよね。自分自身は絶対に知らない人についていかないです。最悪の状況を考えちゃいます(笑)。
――セブ島で撮ったという海のカットもすごく綺麗でした。
日本人がいない感じが良かったですし、海で遊んでいた子たちが人懐っこく、私の名前を聞いたり遊んだりしてくれて、すごくかわいかったです。海の水も綺麗で、青い魚が泳いでいるのが見えました。夕焼けは1秒ごとに空の色と海の色が変わっていくのを目に焼き付けました。この瞬間にしか撮れないものを撮っていることを実感しました。
――開放感のあるカットが多くて、身体もすごくセクシーで素敵だと思いました。
半年ほど前に初写真集を出させてもらった時は、撮影の前に本気で自分を追い込んだダイエットをしていたんです。今回はかっこよく言うと、「あえて、そういうことをせず臨んだ。なまけて言うと「ま、いっか」という感じ(笑)。「普通の女性」のストーリーだったので、ありのままを見せていきます。
ちなみに私が好きなのは現地のトライショーに乗っている写真です。馴染んでいますよね。靴も自前で、実際に2年くらい履いてるものです(笑)。本当にありのままの感じです。